ネイティブインディアンのカナダ製カウチンセーター 「KANATA(カナタ)」
2020.1.29
ブログをご覧の皆様こんにちは。
Worksのハマモトです。
今日ご紹介するのはこちら。
6 PLY WOOL REGULAR KNIT FRONT ZIPPER SWEATER
PRICE 49,500円⇒ 37,400円(税込)
「KANATA(カナタ)」のカウチンセーターです。
「カウチン」は、カナダ・バンクーバー島にある、カウチン湖という湖周辺に定住しているネイティブアメリカンの労働着として生まれた伝統的な防寒着。
防寒性は欲しいけどダウンほどは無くていいってくらいの気温が続いてるので、どっしりとしたニットのアウターがぴったりなのではと。
「KANATA(カナタ)」は、1979年創業のカナダの老舗ニットブランド。もともとカナダ・ブリティッシュコロンビア州バンクーバー島では19世紀からネイティブインディアンがニットを生産していた。カナタはその伝統的なニットを現代に発展させたオリジナルのデザインでニットを制作しています。ブランド名のカナタ(KANATA)とは、ネイティブインディアンたちの「村」を意味する言葉に由来。1534年にカナダ・ケベックに到着したフランスの探検家ジャック・カルティエ(Jacques Cartier)は、その言葉を聞いて、その場所をカナダ(Canada)と呼んだことが、カナダの名称の誕生にあたります。
カナダの職人さんが編上げる、ハンドメイドニット。
素材は脱脂をしていない100%ピュアバージンウールを使用。
本来羊毛がもつ油脂成分(ラノリン)を含んだ毛を高密度で編んでいるため、保温性・防水性が高く、丈夫で重量感があります。
幾何学模様や動物模様があしらわれたデザインもカウチンセーターの特徴です。
動物や幾何学模様というとノルウェーのノルディック柄もありますが、カウチン柄はノルディック柄にはないワシや熊、クジラなどの動物がメインのものが多く、柄もノルディック柄と比べて大きいものが多いです。
インディアンジュエリーが好きな方は耳馴染みがあると思いますが、鷲柄はサンダーバード(雷鳥)で、強いスピリット、リーダーシップの象徴である…など、柄に自然や神話からの意味が込められています。
シカ柄は猟で得たもの、生きるための食糧への感謝の表れ。袖部分などの小さな波の模様は世界がひとつに繋がる環を表し、「精神性」「清め」を表す、などなど。
現在でも機械ではなく、ハンドニットで作られています。
そもそもこの太さの糸を機械で編むのは難しいというのと、機械では再現できない部分があるから。
模様を編みながら同時に後ろの糸渡りをくるむように編んでいく、「カウチン編み」という機械編みでは出来ない技法です。
キチッと上まで閉じれば、少し高めに設定された肉厚のショールカラーが首元をしっかり温めます。
便利なダブルジップ仕様。ちなみにタロンジップ。
そして正面にポケット二つ。
ギュッと目が詰まっているので意外とサイズ感は小さめですね。これで38を着ています。
フィット感があるぶん更に暖かいです。
セーターを着ている暖かさじゃなくちゃんとアウターを着てる暖かさというかんじ。
カナダのバンクーバー島に住む狩猟民族だった「カウチン族」の手で、独自の発展を遂げた「カウチンセーター」。
生まれた背景と込められた願いに思いを馳せつつ暖を取るのもいいかもしれません。
ちなみに「カウチン」は「日の当たる暖かい土地」、という意味らしいですよ。
今回紹介したブランドのページはこちら⇒KANATA(カナタ)
hamamoto
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