渾身の別注【GB SPORTS(ジービースポーツ)】のレザージャケット
2018.10.17
こんばんは。鈴木です。
本日ご紹介させて頂くのは久しぶりに別注モデルをお披露目するアメリカ、サンフランシスコの「GB SPORTS(GOLDEN BEAR)」。
実に私、2年ぶりにこちらのブランドのご紹介をさせて頂きます。なんでこのタイミングかって?
渾身の別注が上がってきたから。
最初に申しあげておきます。今日の私のブログ、長いです。
是非、最後までお付き合いくださいませ。
まずはブランドをご存じない方の為にブランドのご紹介から。
GB SPORTS / ジービースポーツ ゴールデンベアー
米国創業のスポーツウェアブランド「GB SPORTS(ジービースポーツ)」。 カリフォルニアの自社工場で拘りのアワードジャケットを1922年の創業から作り続ける伝統と拘りを 持つビッグネーム。100年近い歴史を持ち、今もなお世界中で愛されるそのアイテムは、上質なメルトンウールや しなやかなカウハイドレザーを使用する等、一生物と呼ぶにふさわしい逸品ばかりを作り続けているファクトリーブランド。
スタートはサンフランシスコの湾岸でフィッシャーマンのワークウェアを生産。
第2次世界大戦時にアメリカ空軍のパイロット用のウェアを作り一躍その名を知らしめたブランド。
それ以降はハイスクールやカレッジなどのユニフォームも生産。
ミュージシャンからも愛されているアメリカ屈指のブランド。もう少しで創業100年です。
本来のブランド名は「GOLDEN BEAR」。
海外で展開されているGB SPORTSの商品は「GOLDEN BEAR」ネームで展開されています。
これには理由があり、日本では「GOLDEN BEAR」という商標は別の会社さんが登録しており使えないんです。
その為、日本での展開は「GB SPORTS」になっております。
数年前には「ENGINEERED GARMENTS」とのコラボなども記憶に新しいですね。
現在も変わらずサンフランシスコの自社工場でハンドメイドインアメリカを貫く数少ないブランド。もはや希少な存在です。
下記がファクトリーを訪れた際に撮った写真。
私が訪れた事のあるアメリカのアパレルのファクトリーの中ではかなり広い方です。
ちなみにKEATON CHASE USAの工場はこれが2フロアーになっている位の広さ。稼働しているのはワンフロア-のみでしたが。
もっと狭くて、しかも言い方は悪いですが雑多、乱雑な工場も実際には多数ありますからね。
そもそもアメリカのアパレルの工場自体がかなり減っているので工場そのものがあまりないっていう言い方もできますけど・・・。
かなり前置きが長くなってしまいましたので商品のご紹介に。
今回の別注はオールレザーのベースボールジャケット。表革2色とスエードが1色。
マイナーチェンジを繰り返しながら展開をしていた「301T」という定番のモデルのデザインと仕様を変更しました。
詳細なディテールは後程ご説明させて頂きます。
まずは激シブのかっこよさのスエードから。こりゃ、ヤバイっす。超絶カッコイイっ。
これはマジでカッコイイです。キメ細やかな金茶色のゴートスエード。
しなやかで柔らかくて着心地も最高です。ジジイになっても着たい。それぐらいでも絶対にカッコイイですよね。
お次はオールブラックの表革の黒。
ストイックなカッコよさ。武骨な印象。でもガチのライダースのようなハードなイメージになりすぎずトラッドにも着れるアイテムです。
スタイリングによってはちょっとストリートっぽくも着れちゃいます。
ラストは表革のダークブラウン。ニットリブがミディアムブラウンなのがポイント。
こちらもカジュアルにもトラッドなスタイリングにもどちらにも対応できる万能タイプ。
フライトジャケットのようなイメージでアメカジっぽくも着れます。
3色共にかなりカッコイイですよね。どれも汎用性が高く色々なスタイリングに使えます。
着込めば着込むほどにかっこよくなるレザーの特性もあり、長く愛用できるアイテムであることに間違いはありません。
そしてハンドメイドインサンフランシスコ。満足感高すぎますっ。
汎用性の高さをアピールさせて頂いておりますが本当に中に着る物を選びません。
シャツに。
シャツ+カーディガン。
カジュアルにスウェットに。
スウェットパーカにも。
トラッドにシャツ+カーディガン+タイで。
シャツ+Vネックニット+タイ。
シャツやカーディガンと合わせたトラッドで小奇麗なスタイルの仕上げのアウターとしても抜群。
黒の表革のスタイリングのように白いボトムにニットでフレンチっぽく着ても最高。
スウェットの上に着て、G-1,G-8,A-1やA-2の様なフライトジャケットイメージのアメカジでも極上。
スウェットパーカの上に着て少しストリートっぽいスタイリングも秀逸。
ソフトにもハードにもスタイル問わずに着れるUSメイドのレザージャケットって他には見当たらないですよね?
ハード系であればバンソンやロストワールド、ショットなど存在はしますがもう少しソフトなイメージだと皆無です。
このレザー、とにかく万能で弱点が見当たりません。
それではここからは少しだけ詳細なディテールをご紹介させて頂きます。
ショールカラーのニットリブ。2重になった折り返しができる仕様。
寒い時は襟を立てれば多少の防寒になります。
カフはニットリブとレザーの切り替えしになっています。
袖口のニットリブは擦れる側はレザーになるような実用的な仕様。考えられています。
一番のポイントは裾のリブをなくしてオープンボトムに変更した点。
それによりクラシックな印象は多少薄れて幅広いスタイリングに使い易くしました。
そしてレザージャケットの一番のウィークポイントとされる防寒性。
当店のGBの別注は化繊のシンサレート(中綿)仕様で防寒性も高いレザージャケットにしています。
寒い冬でも防寒着として使えるレザージャケット。
そして最後のコダワリポイント。これ、結構重要。見た目を左右します。
ジップです。GB SPORTS が持っているジップではなく、こちらからジップを供給。
胸ポケットはクラシックなチェーン仕様のジップ。これは見た目の印象がかなり変わります。
ヴィンテージのレザージャケットみたいでカッコイイんです。
フロントのジップはもちろん逆開可能なダブルジップ仕様。
今ではもはや標準となった下からも開ける事が可能な仕様のジップですね。
たったそれだけ?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
そうなんです。たったこれだけの変更で全体の見た目の印象がガラリと変わります。
そこも洋服の面白い所でもあります。いかに高級な素材、キレイな縫製であっても付属のパーツ類がショボイと全てが台無し。
だからこそ細部まで手を抜いていません。
そもそも高級な生地でクオリティの高い縫製イコール「かっこいい洋服」かと言えばそうでもない。面白いですよね。
思うに無意識のうちに、生地、縫製、ブランドタグ、ジッップやボタン、裏地など全ての要素を含めて洋服の価値を判断しているんでしょうね。
なんとなく何か違うんだよなーって感じる時はそのうちのどれかが求めているイメージにマッチしていない可能性が高いです。
自分で何がイメージと違うのかを具体的に認識する事が出来なくても、そのどこかの細かい要素が引っかかっている場合が多いのかなと。
私自身、今回の別注に関してはそのどの要素に関してもパーフェクトに感じております。全ての要素がマッチした完璧な仕上がり。
本日ご紹介した商品のオンラインへのアップは19日金曜日を予定しております。
スエードに関してはかなり数量が少ないのでお早目にどうぞ。お問い合わせは下記からお願いします。
ここまで書いて、一つだけ弱点見つけました。
金額?
違います。
金額は128,000円(税抜)。USメイドでクオリティ考えれば正当。むしろ安いぐらい。
じゃあ?
裾にニットリブがない分、外気が裾から入りやすいかも・・・・。
全く気にしないっ。
・・・・。
スエード欲しいので真剣に悩みます。
鈴木
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