モッズカルチャーと共に育った英国ポロ
2018.6.2
こんにちは。Explorerの堀江です。
今週はポロシャツウィークということで、各スタッフが様々なポロシャツをピックアップしている訳ですが、
僕からは<FRED PERRY フレッドペリー>をご紹介。
この月桂樹マークを見たことがないという方は少ないとは思いますが、
フレッドペリーとは何ぞや!?ということで改めましてご説明。
[スタイリッシュなテニスウエア]
フレッドペリーは伝説のテニスプレーヤーとして知られる“フレデリック・ジョン・ペリー”が立ち上げたブランドで、軽量かつ柔らかなリストバンドの製作をきっかけに、1952年当時ゆったりとしたテニスシャツがポピュラーだったことに対し、体にフィットした細身シルエットのポロシャツを製造したことが始まり。
このシャープなポロシャツは多くのテニス選手に愛され、後に月桂樹マークのポロシャツ=優秀なテニスプレイヤーというイメージを確立していきます。
[モッズカルチャーからファッションへ]
1960年代に入り、イギリスの若者を中心にモッズカルチャーが一大ムーブメントとして巻き起こりました。彼らは洗練されたフレッドペリーのポロシャツを見てスポーツミックススタイルの1つとしてシングルの三つボタンスーツやモッズコートと共にこぞって愛用。もちろん、その注目は若者だけに留まらず、フレッドペリーのポロシャツを使用したスタイリングが多くの写真集や映画にも登場し、様々なファッションブランドやデザイナーに影響を与えていきます。
[音楽からの影響]
フレッドペリーのポロシャツは時代が変わってもモッズカルチャーの象徴として愛され続け、blur(ブラー)のデーモン・アルバーンやOasis(オアシス)のリアム・ギャラガーなど、名だたるミュージシャンが身に纏うことで更なる知名度を獲得していきました。
そして現代、フランスのラコステと同様に英国ポロシャツのシンボル的存在として絶対的ポジションを確立。誕生から半世紀以上も経っているとは思えない完成度の高さを維持しながら、今なお老若男女問わず愛され続けています。
そんなフレッドペリーには歴史が長いだけあって様々な種類が存在するわけですが、その中で最もベーシックと言われるのが、通称”フレッドペリーシャツ”とも呼ばれる襟と袖にティップライン(2本ライン)の入った「M12」モデル。ラコステで言うL1212的存在ですね。
フレッドペリーの特徴である細身シルエットに加えて英国らしい品位を感じるデザイン、そして「Made in ENGLAND」という拘り。全ての素晴らしさがこのモデルに詰め込まれていると言っても過言ではないので、初めてフレッドペリーを手にするという方は是非この「M12」から入って頂くと良いかと思います。
英国のフレッドペリーはラフなイメージのあるポロシャでもどこか落ち着きを感じさせてくれるのがポイント。
なので、デイリーに着るのであれば、まとめ過ぎずまとまり過ぎずのちょうど良い塩梅を意識して頂くのが良いと思います。足元にローファーやローテクスニーカーなんてチョイスするとバッチリですね!
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生地もシルエットもブランド背景もブランドによって様々。
このポロシャツ特集が夏ファッションの参考になって頂けたら幸いです。
ぜひご覧ください!
ではでは 今日はこの辺で。
堀江でした。
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