【INDIVIDUALIZED SHIRTS インディビジュアライズドシャツ】ありそうでなかった襟型「別注レギュラーカラーシャンブレーシャツ」

2024.2.10

 

こんにちはこんばんは。鈴木です。

 

当店では毎シーズンの恒例になっているアメリカのインディビジュアライズドシャツへの別注シリーズ。

 

24年春夏も2月・3月・5月と3か月に渡り、毎月別注モデルをリリース予定です。

 

4月分は別注ではないのですがインラインで素敵なモデルがあったのでそちらを展開予定。

 

それでは早速。

 

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INDIVIDUALIZED SHIRTS / インディビジュアライズドシャツ
アメリカニュージャージー州の小さな町パースアンボイで1961年にカスタムメイドの専門ファクトリーとして創業。 アメリカにおける紳士服の歴史はヨーロッパからの移民による仕立て屋(テーラー)のもの作りから始まり、 のちに既製服として大量生産される時代に変わっていきました。歴史の中で忘れ去られてきた仕立て屋が作るシャツ、 一人ひとりのために仕立てた最高の着心地のシャツ・・・インディビジュアライズド シャツの原点は仕立て屋が作る 本物のシャツを提供することでした。 そして、現在でもカスタムメイドシャツの分野ではアメリカでの国内シェアNO.1を誇っており、バーグドルフグッド マンやサックスフィフスアベニューなど、全米の高級紳士服専門店のカスタムシャツを手掛け、顧客リストの中には 歴代大統領やハリウッドスター、スポーツ選手などのセレブリティーが名を連ねています。

 

 

 

2024年の別注第一弾は「レギュラーカラーのシャンブレーシャツ」。

 

何故この仕様にしたのかは後程ご説明いたします。まずはご覧頂きたく。

 

 

 

L/S REGULAR COLLAR CLASSIC FIT CHAMBRAY SHIRT – BLUE 36,300円(税込)

クラシックフィットベースで生地にはインディゴシャンブレーをセレクト。

何がポイントかと言いますと、この「襟型」です。この襟型が非常に秀逸でして。ノータイでもタイドアップでも非常にカッコ良い。クラシックな雰囲気で少しだけロングポイント。やり過ぎない塩梅で凄く洗練された襟型。

左胸にはベーシックなラウンド型ポケット。やっぱり胸ポケットは欲しいですよねっ。

剣ボロのボタンとボタンホールなし。カフの幅というか高さ?も少し狭い(低い)オールドスタイルな仕様で別注。某有名アメトラの代名詞ブランドのシャツをイメージ。

背面はボックスプリーツではなくサイドプリーツに。

生地はインディゴシャンブレー。納品時は未洗いでノリが残った状態でしたが当店で一回水洗いしてあります。多少ノリが残っているので少しパリッとした風合いが残っています。洗剤使って洗えば柔らかくなります。そして、着込んでいく内に経年変化も楽しめる生地。

 

 

 

 

それでは一番重要なポイント。

 

この「襟型」を選んだ理由について。

 

定番のボタンダウンに加え、丸襟ボタンダウン、キャンプ(開襟)カラーやバンドカラー、昨年の春夏にはタブカラーなどなど。

 

当店では様々な襟型を使い皆様に別注モデルとしてご提案してまいりました。

 

意外?にもご提案した事のない襟型。それが「レギュラーカラー」。

 

実はブランドとしては最も種類が多いのにも関わらず当店では展開した事のない襟型。

 

一口にレギュラーカラーと言ってもかなり多岐に渡り、様々な種類が存在。

 

そんな事もあり何がベストなのかという基準が見いだせず。

 

何度か自分用にトランクショーで作ってみたり、たまにインラインにあるレギュラーカラーを展開してみたり。

 

それでも自分的にはこのレギュラーカラー最高だなって思える襟型には出会えず。

 

単純に強くオススメできる、自信を持って皆様にご提案できるものが見つからなかったんです。

 

 

 

そんな中、何故この襟型を選んだのかと言いますと・・・。

 

昨年の6月のトランクショー(個人のカスタムオーダーイベント)のタイミングでヘルプに来てくれた輸入元のスタッフの方が着用していたシャツの襟がメチャクチャ良かったんですよっ。

 

「そんな形の襟ありましたっけ?」と尋ねた所、「実は襟のサンプル(下記写真の実物の襟見本)の中には含まれていない、資料の中に絵型としてしか出ていない襟型です。」と。

 

 

 

実際のカスタムオーダーのトランクショーの時は下記のように襟型のサンプルがずらりと並びます。

正直申し上げまして、この「襟」だけのサンプルがあったとしてもリアルにシャツになった状態をイメージするのってかなり難しい。。。

 

にも拘わらず、今回使った襟型はこの中にすら含まれていない襟型。

 

絵型としてのみ存在している襟型。

 

こんな感じで。。。

この絵型を見ただけでは完成形をイメージできないですよね?

 

私は現物を見ずにこの絵型のみでオーダーする勇気がないっす(笑)

 

そりゃ、市場には出回らないですし、この襟型をお店で別注するところも殆どないだろうなと安易に想像できます。

 

今回は偶然にも実際にオーダーされた方の「シャツ」として着用している現物を見る事が出来たからオーダーする事ができましたが・・・。ある種のミラクルです。

 

実際に納品されて、見て、実際に着てみるとメチャクチャかっこいいんですけどね~。

 

ホント勿体ない。もっと広く皆様に知っていただきたい襟型です。

 

 

 

これが今回この襟型を別注としてご提案しようと考えた経緯。

 

なんだかんだで自分が凄く欲しかったので別注としてオーダーしちゃいましたっ!

 

 

 

 

参考までにインディビの代名詞のボタンダウンの襟型「ユニバーシティーボタンダウン」も絵型は存在します。

この襟が代名詞とは言え、現物を見れなければ絵型だけではイメージするのは難しいですよね~~。

 

 

 

ではこの襟型の何がそんなにいいかと言いますと・・・・

 

一言で言い現わすのが難しいのですが、

 

「クラシックなフォーマル感もありつつ、カジュアルなワークシャツっぽさもあり・・・」。

 

「ドレッシーにタイドアップでも、ノータイでカジュアルにも着れて・・・」

 

「オールドな雰囲気なんだけど古すぎないというか・・・。」

 

「今見ると新鮮にすら感じたり・・・。」

 

 

 

着用したのを見て頂いた方が早いですね。

172センチ60キロで「S(クラシックフィットの14H相当)」を着用

古着にありそう、現行であればダブルアールエルのワークシャツにありそうな少しロングポイント(襟が長め)な襟。

 

あまり襟先が長すぎると70年代な雰囲気出ちゃいますが、コレは絶妙なロングポイント。

 

めっちゃ良くないですか???

 

雰囲気最高なんですよ、この襟。

 

 

 

実は今回の別注はディテール(襟型や剣ボロ部分など)だけでなくシルエットも少しだけ触りました。

 

こちらっ。

分かります?って、分かる訳ないですよね笑

シャツの裾をパンツにインした時のウェスト周りの収まりが凄く良い。シャツがダブついている感がないすっきりとした収まり。

実は今回の別注でウェスト部分の絞りをインラインよりもぐるりで2インチ細くしています。第5ボタンと第6ボタンの間。

従来のクラシックフィットをパンツにインした時のウェスト周りが少し余るのが気になっていたんですよね~。

このウェスト周りマイナス2インチ(約5センチ)、パンツにインすると如実に分かるんです。ジャケットなどを上に着てしまえばウェスト部分の余りを後ろに寄せたりして誤魔化しがききますが、シャツ単体でパンツにインした時には誤魔化しようがない。ウェスト周りでシャツがダブついているのはカッコよくないですよね?それを解消したく今回は従来よりも少しだけウェストを絞ってみました。

 

ただ絞りゃいいってものでもなくてですね・・・。

 

裾出して着た時のシルエットバランスも考えた上での数値。

裾出してもグッドバランス。ウェストを絞り過ぎると全体のシルエットが細長く見えて、着丈が長く感じてしまいます。物理的には同じ長さでもです。

その丁度いいバランスを考慮したグッドなバランスになっているかと。

ただ、このウェスト周りのマイナス2インチは言われないと気付かないでのはないかと。。。

 

いざ裾をパンツに入れてみると、なんとなくウェスト周りがすっきりしてるな~位の感覚。

 

言われて初めて「確かにねっ」という位。

 

従来のクラシックフィットでウェスト周りの生地が余るんだよなぁってお悩みをお持ちの方は目から鱗かと。

 

是非お試しいただければと。

 

 

 

自身で想像していたよりもかなり良い仕上がりだと思っておりまして。

 

細めのチノや、

剣ボロにボタンはないですよっ。

 

 

 

太目のチノ、

 

 

ファティーグパンツ、

 

細身の5ポケット、

 

リアル軍パン、

 

もう少し暖かくなればトロピカルウールのトラウザーでも、

シャツ単体で着れる季節はまだまだ先になりそうですが・・・。

 

 

 

 

カジュアルなカバーオールの下に、

ワークシャツ的な雰囲気で着る事も可。

 

 

このシャツ、ジャケットやブレザーに合わせるとマヂクソかっこいいんです。

ジャケットを着た時の首回りが凄くキレイに収まります。その辺りは流石ドレスシャツメーカー。ガチのワークシャツだとシャツの襟部分がヨレたりするんですよね。ワークシャツにジャケットを着た時に同様の経験がある方もいらっしゃるのでは?

襟型の名前も「コンチネンタル」なのでヨーロッパから伝来した当時のクラシックな雰囲気を示唆しているのでしょうか。私の勝手な想像ですけど・・・。

 

 

 

 

まだまだ寒い日が続いておりますので、

ツイードジャケットの下で即戦力に。

外出時はアウター、グローブも必須ですよねっ。

 

 

この襟型、特に「タイドアップ」が無茶苦茶カッコイイ。これはホントに最高です。

私自身、タイをしてかっこいいレギュラーカラーのシャツを持っていなかったのでこれには感動。タイドアップ時は常にボタンダウンを着ていたのでこれで新たなシャツの選択肢が増えました。タイのノットをギュッっと小さく絞め上げて楽しもうと思いますっ!

 

 

 

 

勿論、ノータイでも最高ですよっ!

トランクショーの時の担当のスタッフの方に感謝。そのシャツでイベントに来てくれて、そしてこの最高の襟型を教えてくれてありがとう!

 

ホント最高っす!

 

 

サイズについてのご案内です。

 

「S」=クラシックフィットの14H相当(首回りのみ実寸15程度)

 

「M」=クラシックフィットの15相当(首回りのみ実寸15H程度)

 

「L」=クラシックフィットの15H相当(首回りのみ実寸16程度)

 

「XL」=クラシックフィットの16相当(首回りのみ実寸16H程度)

 

前述の通り、ウェスト周り(第5ボタンと第6ボタンの間)は従来のクラシックフィットよりも2インチ(5センチ程度)細くなっています。

 

 

 

 

 

従来のインディビの売れ筋とは全く無縁の新しいご提案。

 

私的には次のシーズンも生地を変更してこの襟型で別注オーダーしたいと考えているんですけどね~。

 

皆様のレスポンス次第ですっ(笑)。

 

 

 

 

 

 

下記からオンラインショップをご覧頂けます。

 

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ちなみに3月分の別注は川端の生地セレクトによる別注。仕様は当店の別注ではおなじみの「アレ」です。お楽しみに。

鈴木

 

 

 

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