【WILLIAM LOCKIE ウィリアムロッキー】名作復活！『モダンなガンジーセーター』
2020.11.29
こんにちは。鈴木です。
いよいよ今週末ですね。グレンフェルのストックウェルの販売スタート。沢山のご予約頂き誠にありがとうございます。
まだ予約に空きがある色、サイズもございます。御希望のお客様はお早目にご連絡下さいませ。
それでは本日のご紹介へ。ニットの中ではグレンフェル級にお気に入りの逸品。
2013年に別注して以来、2014年・2016年と数年に渡り展開。2020年秋冬で久しぶりにオーダーしました。
満を持して復活させたスコットランドの老舗ニットファクトリー「ウィリアムロッキー」のガンジーセーター。こちらです。
【WILLIAM LOCKIE】MERINO WOOL GUERNSEY CREW SWEATER – ROVIGO BLACK
【WILLIAM LOCKIE】MERINO WOOL GUERNSEY CREW SWEATER – NAVY
【WILLIAM LOCKIE】MERINO WOOL GUERNSEY CREW SWEATER – CHARCOAL
【WILLIAM LOCKIE】MERINO WOOL GUERNSEY CREW SWEATER – BOBOLI LT BROWN
【WILLIAM LOCKIE】MERINO WOOL GUERNSEY CREW SWEATER – MACERATA NATURAL
こちらのガンジーセーターはフルスペック別注。サイズスペックから仕様まで全て指定して作ったもらった当店完全別注モデル。
それでは別注した経緯を少しばかり。
「ガンジーセーター」って無条件でカッコイイじゃないですか。漁師が海に出るときに着ていたというストーリーもいいですし。
働く男のギアという点、そして機能美に非常に惹かれます。
当時は「チャネルジャンパー」や「ルトリコチュール」というガチのガンジーセーターを展開していました。
私自身、あのチクチク感と独特なサイズ感が気になりつつも、「モノ」の持つかっこよさに惹かれて所有していたのですが結局ほとんど着ず。
それであれば着れるヤツを作ってしまえと。しかも作るのならガチのガンジーでは絶対にないヤツ。スタイリッシュでカッコイイのを。
という事で糸はチクチク感皆無の上質メリノウール、サイズ感はスッキリとしたシルエットで。
別注先は数社の選択肢があったのですがメリノウールを使いたかったのと柔軟な対応力に期待して「ウィリアムロッキー」一択。
そして出来上がってきたサンプルを微調整して2013年の初展開に至った訳でございます。
2014年、2016年とリピートオーダーする中、一度マイナーチェンジして着丈を少し伸ばしました。
私の好みで着丈を短めにした事で多くのお客様から「着丈短いですねっ」「もう少し長ければな～」という貴重なご意見を頂きまして。
大幅な変更だと新たに「型」を起こさなければいけないので新たに数百枚のオーダーが必要なんですが着丈だけだからと快諾。
ウィリアムロッキーさん、ありがとう。こういう柔軟な対応にはいつも感謝しております。
こちらの別注ガンジーセーター、一点だけ着る人によってデメリットになるかもしれないポイントがあります。
腕回りが細めに出来ているので腕が太めの方だと「ぴたっ」とした印象になります。
編地は柔らかくて伸縮性があるのでストレスになるような事はありませんが、見た感じ腕回りがピタッとした感じに見えます。
アウターに干渉しづらく、インナーとしても優秀なニットを目指して作ったのでこのような仕様になっています。
その点だけ好みが分れるかもしれません。ご参考にして頂ければ。
オリジナルのディテールを活かした点や変更した点など詳細はこちらです。
本来のガンジーセーターは前後の区別がなくどちらも着れるのが特徴（襟ぐりの高さが前後同じ。夜中の漁で真っ暗な中でも前後関係なく着れるデザイン）なのですが、こちらはファッションとしての着易さを重視して前後の区別があるデザインにしています。これによってオリジナル特有の首の詰まった感じが解消されています。好き嫌いが分かれる点ですが、こちらのデザインの方が普通には着易いと思います。
アームホール部分の特徴的な編地。これはオリジナルを踏襲しました。デザイン的にもポイントになりますので。袖付けの角度はオリジナルほど真横に袖を付けていません。その為、腕を下した時の脇部分に寄るシワは軽減されています。その点もギアではなくファッションとして着る事を考えての修正点。程よく雰囲気が出る位の微修正なので、着て腕をおろすと多少脇部分にシワが寄るようになっています。着用している写真をご参照下さい。
裾のスリット。イギリス系のトラッドなニットだと裾のリブがキツイ事がよくありますが、こちらは裾をストレートで絞りがない仕様です。こちらはオリジナルのディテールを踏襲。私が思うガンジーセーターのいい所でもあります。裾のリブが締まっていないのでカットソー感覚で着易いです。
袖口のリブの仕様と袖の長さもオリジナル感を残すためにそのまま踏襲しました。オリジナルのガンジーセーターは袖丈が短めの設定。恐らく作業した時に袖口が水に濡れにくい為の配慮だと思われます。その要素は残したかったので袖丈は一般的なニットよりも短めのデザインになっています。リブは折り返して着る仕様になっています。袖丈が足りない方は袖口を折らずに着るのもよろしいかと。
いい意味で「普通」なのでどんなボトムにも合います。
デニム
軍パン
チノパン
もう一発、デニム
172センチ60キロで全て「38」を着用。どんなスタイリングにも合わせやすいシンプルで万能なニット。
プレーンなクルーネックニットは持っていてもこの手の少しだけデザイン入っているタイプはお持ちでない方も多いのでは？
ベーシックなんだけど編地に特徴があり少しだけ違って見える。でも飽きない程度のシンプルさ。それがこのニットの一番の魅力。
メリノウールなのでチクチク感も少なくシャツの上だけでなくロンTの上でも着れちゃいます。
ウールのチクチク感が苦手な方はオリジナルのガンジーセーターではシャツなしでは着れないですからね。
ここはオリジナルにはないメリットかと。
シルエット、フィッティングに関してはお好みもあると思いますが是非一度お試しいただければと。
このニット、グレンフェルのインナーにも最適。
帽子【Double RL】NEWSBOY HAT-HAT HARRIS TWEED←オンライン近日アップ予定
ニット【WILLIAM LOCKIE】MERINO WOOL GUERNSEY CREW
全5色展開。オンラインには既に掲載されております。個人的には白がオススメ。冬の白ニットはイイですよ。
下記からどうぞ。
【WILLIAM LOCKIE ウィリアムロッキー】メリノウールガンジーセーター 5色展開←クリック or タップ
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このガンジーセーター、2013年・2014年と2年連続で購入し毎年欠かさず着ている超お気に入り。今年もお世話になります。
鈴木
