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【WORKERS ワーカーズ】男服には欠かせない定番アイテム「Gジャン」と「チノパン」

2020.9.6

 

こんにちは。スズキです。

 

秋モノが続々と入荷しております。色々とご紹介したいモノがあるのですが本日は岡山の「WORKERS ワーカーズ」。当店では取扱い3シーズン目。知らない方もいらっしゃると思いますのでブランド紹介から。

 

 

 

WORKERS(ワーカーズ)←クリック or タップでブランドの商品一覧へ

岡山を拠点にワーク、トラッド、ミリタリーを中心としたメンズウェアブランド。ヴィンテージのオリジナルを参考にデザイナー自身で型紙を引き、岡山、広島の近隣の工場で製造されています。デザイナーであり代表の舘野氏が「洋服を自分で縫えるようになった上で型紙も引いて企画販売したい!」という思いで岡山に移った事からスタートしています。古着独特の雰囲気を好む舘野氏は古着を研究し、その製品が作られていたファクトリーや現存する建物にまで足を運び歴史や資料を調べ上げて製品づくりのヒントにしています。「それはどんなミシンで作られていたか?」「どんな金具を使っていたか?」「どんなカーブならこの縫い方が出来るのか?」など、そんな技術的な事を考えながらのモノづくり。丈夫で長持ちする事も重視しています。様々なヴィンテージや古着などを収集、時には解体し研究。機能や作りを理解・分析し、現代の洋服に落とし込んでいるブランド。

 

 

といった感じで興味のない方にとってはある意味「変態的なモノ作り」をしているデザイナーさん。ルーツを大事にしつつもそれだけではないアレンジ力が魅力です。ただただ、旧いものをコピーすればいい的な作り方でないところが好きです。

 

 

そんなワーカーズから秋冬の一発目。男子なら一度は着た事、穿いた事あるであろう「デニムジャケット(親しみを込めて以下Gジャンとします)」と「チノパン」。

 

 

まずは「Gジャン」から。

 

【WORKERS】DENIM JACKET10.5oz RIGHT HAND DENIM OW – INDIGO←クリック or タップ

某「リーバイス」の1stよりも前のモデル「213」という品番を基にしたデザイン。

 

 

 

 

 

 

まずは詳細から。

展示会で見た時に「1stよりも古いモデル」云々の前に面白いなと思ったのが襟付け。ここがセルビッチ(耳)仕様になっているのが面白い。実際オリジナルはこの仕様らしいです。

 

デニムの耳部分を使うという事はそこは生地が真っ直ぐな訳です。襟ぐりって普通カーブしているじゃないですか。Tシャツやシャツをイメージしても真っ直ぐではないですよね。

聞いてみた所、当時はそこまで厚い生地を縫えるミシンが無かったからこの仕様なのではないかと。なるほど。確かにミミ部分を使えば解れる心配はないので生地を折り返す必要はないですし。そうすれば縫う箇所の厚みが抑えれます。「1st」が生産されていたのが1950年前後のはずですからその前のモデルを参考にしているとなると、かなり昔の仕様。今見るとかなり新鮮。驚きに近いです。当時はこれしか縫えなかったからこの仕様なんでしょうけど・・・。

 

打ち抜きのリベットを使ったフラップなしの片ポケ仕様。

こちらも打ち抜きのリベットによる補強がされた袖口の仕様。

背面はサイドで2か所プリーツをとり、裾部分で針のシンチで調整する仕様。これにより可動域が確保されているので凄く着易いです。

内側は前立て裏と裾部分にセルヴィッチを使った仕様。この仕様は納得ですが前述の襟部分にセルビッチを使うのは驚きました。

背面のシンチ。このリアルに「針状」のシンチも今ではどこも使わないですからね。生地を打ちぬいてしまうと着用したまま座った際に椅子やソファーを傷つけかねないのでお気を付けください。

 

 

と、上記は洋服好きな方に刺さる「薀蓄」ですがそれ以上にこのGジャン、着心地が抜群!なんです。ポイントは生地の厚さ。一般的なGジャン(14オンス程度が一般的)よりも薄手(10ンス程度)。デニムシャツよりやや厚いぐらいの感覚。着てみると本当に軽くて着易い。Gジャンといえば春秋はアウターとして、冬はコートやアウターのインナーとしても着たいアイテム。Tシャツやシャツの上にも着たいけど、中にニットを着る事も考えられる。アームホールもゆとりがあるので着込むことも可能。生地が厚すぎないので重ね着に最適。

となるとこの厚さが正解な気がします。それ位着た時のしっくり感がハンパない。他ブランドでは意外とありそうでないなって。久しくGジャン着てなかったんですがこれはいいなと。是非お試しください。

 

 

 

172センチ60キロでサイズは「36」を着用。

 

 

そしてお次は「チノパン」です。先シーズン「20SS」でもご紹介した太目のオールドタイプ。意外とありそうでないクラシックなUSアーミーの軍チノタイプ。昨今のオシャレチノのようにスタイリッシュな細さでなはなく、流行りのタック(プリーツ)も入っておりません。潔いほどにオールドタイプのディテール。

 

生地ラインナップは巷で見なくなった「デニム」、男なら絶対好きな「オリーブヘリンボーン」、定番の「ベージュ(カーキ)」の3種類。

細巻の両玉縁仕様のウォッチ(コイン)ポケット。

 

 

 

フロントはボタンフタイ。よく見ると生地毎にボタンの色だけでなく種類まで変えています。オリーブヘリンボーンのみ13スターのメタルボタンというのはニクイ仕様。

 

 

 

オールド感漂う紙のフラッシャー、オフセットのセンターベルトループ、フロント同様の細巻の両玉縁仕様のポケット。

 

 

 

今シーズン(20FW)は両脇が巻縫いのダブルステッチになった仕様。履き込んで洗いこんでいくともっとグリグリのパッカリングが現れます。先シーズン(20SS)は両脇は割縫いだったのでもう少しキレイな印象でした。こういう細かい仕様の変更も見た時の印象はかなり変わってきます。

 

 

 

黒っぽい色調のオールドワークタイプのデニム、履き込むことで立体感の出てくるオリーブヘリンボーン、ヴィンタージライクな綾目のベージュのチノクロス。どれもカッコイイ。

 

 

 

 

 

 

 

172センチ60キロで全てサイズ「30」を着用しております。ウェストはタイトすぎない程度にゆとりはあります。

 

深めの股上、余裕のあるワタリ、24センチ前後の裾幅、男らしさ全開です。ルーズ過ぎない、程よい塩梅。完成されてますね。

 

 

私のオススメはデニムとオリーブヘリンボーン。何故かって、ベージュ(カーキ)はお持ちの方も多いでしょうし・・・。デニムのトラウザー(チノパン)タイプは本当に巷で見かけなくなりましたし、オリーブヘリンボーンでトラウザータイプって意外とないですし。

ただ、この手のタイプのチノパンをお持ちでない方は絶対にベージュ(カーキ)をオススメします。間違いなく何にでも合いますので。勿論、このプライスなら2本買いも視野に入ってきますよね。

ちなみにこの太いタイプのチノ(ワーカーズさんではヴィンテージタイプと呼ばれるモデル)は次の21年春夏のワーカーズさんのラインナップには存在しませんのでお見逃しなく。

 

 

 

 

 

下記からオンラインショップをご覧頂けます。

 

・Gジャン 25,500円(税抜)←クリック or タップ

 

・チノパン オリーブヘリンボーン 16,000円(税抜)←クリック or タップ

 

・チノパン デニム 16,000円(税抜)←クリック or タップ

 

・チノパン ベージュ 15,000円(税抜)←クリック or タップ

 

 

 

 

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実は本日ご紹介した「ヴィンテージタイプ」のチノ以外にも「スリムフィットタイプ」のチノパンもございます。

スリムフィットは店舗「エクスプローラーワークス」のみの展開となっております。後日川端がブログでご紹介予定。お楽しみに。

 

 

 

 

一昨日、Double RL(ダブルアールエル)の秋冬がどっさりと入荷しました。相変わらずのカッコよさ。ヤバイのが沢山入っております。来週、私のブログでダブルアールエルのオススメを何点かピックアップしてご紹介いたします。お楽しみに。

紹介前に即売れてしまうモノも多々ありますからね~。お近くの方は是非店頭へ。

 

鈴木

 

 

 

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