【D.C.WHITE ディーシーホワイト】続・軽くて丸くて柔らかい!固定概念を覆すツイードジャケット

2024.10.12

 

こんにちはこんばんは。鈴木です。

 

先日もお伝えした通り、本日ご紹介するのは英国の乗馬服をルーツに持つツイードジャケット「ハッキングジャケット」。

 

タイトルに「続・」と付くのは昨年も同商品をご紹介した為。

 

このハッキングジャケットを手掛けるブランド「ディーシーホワイト」は1シーズンに1型だけ「アルティメットコレクション」として究極に掘り下げた商品を展開しています。

 

24年秋冬のアルティメットコレクションはウールフランネルの3ピース「アイビーベーシックスーツ」なんですが、昨年23年の秋冬がこの「ハッキングジャケット」でした。

 

勿論、アイビーベーシックスーツも究極的に良いんですが、私の中での究極度合いで言ったらハッキングジャケットは群を抜いています。

 

それぐらい私にとって昨年のハッキングジャケットというモノが特別で衝撃だったという事。

 

そんな「ハッキングジャケット」は有難い事にマイナーチェンジして今年も展開されています。

 

今年も皆様にこのハッキングジャケットがいかに最高なのかをお伝えする事ができて嬉しくて仕方ありません。

 

とはいえ、昨年のブログでこのジャケットの良さをかなりの熱量&文章量でお伝えさせて頂きました。

 

概ね昨年のブログと内容が同じになってしまいそうです。っていうか、確実になりますっ。

 

昨年書いた内容を一部は潔くコピペします!!

 

なんですが、今年も読んでくださいっ!是非(笑)

 

その為、昨年のブログ記事へのリンクはご用意しません!

 

昨年ブログを探している間に本日のブログを最後まで読んだ方が早いですよ~~。

 

前置き長くなりましたがこちらです。

 

 

HACKING JACKET TWEED CHECK – BROWN 74,800円(税込)

 

 

HACKING JACKET HERRINGBONE – BROWN 74800円(税込)

 

 

HACKING JACKET HERRINGBONE – M.GREY 74,800円(税込)

 

 

HACKING JACKET TWEED – NAVY 74,800円(税込)

172センチ60キロで全て「44」を着用

 

どれもめっちゃイイですよね~。

 

 

 

このハッキングジャケットのポイントは主に下記の5点。

 

 

1.「襟ののぼり」

上衿が首に吸い付くように綺麗にフィットしている状態が「襟がのぼっている」という表現をして「いいジャケット」の指標の一つとされています。型紙、縫製技術だけでなくアイロンワークなどの職人の技量が試される重要なポイント。あと、見落とされがちなんですが上衿の絶妙なカーブ具合が美しいんです。

 

 

2.「自然な丸みの肩まわり」

昔のジャケットやガチガチの英国調スーツにありがちな構築的なしっかりした肩まわり、鎧のような見え方のジャケットではありません。ツイードジャケットを着て違和感を感じる一番の要因はここではないかと考えます。こちらのジャケットはナチュラルな丸みで袖にかけてキレイに流れるようなシルエットがポイント。「肩パット(型くずれなどを防ぐ資材)」や「タレ綿(袖山にボリュームやソフト感を出す為の資材)」など肩まわりの副資材も入れつつこのナチュラルな肩のラインには驚愕です。

 

 

3.「フル毛芯」

接着芯ではなく毛芯という馬の尾や動物の毛で作られた芯を使っています。接着芯よりも高価である事は当たり前ですが、高い縫製技術と手間がかかります。その反面、綺麗なシルエットを生み出すのと、長持ちするというメリットがあります。このハッキングジャケットのラペルのキレイなロールはまさにそれを象徴するディテール。ラペルの外側が跳ね上がったりせずに身頃にキレイに収まっているのもポイント。厳選した副資材、高度なパターンメイキングと縫製の賜物。

 

 

4.「ボタン位置、間隔」

一般的な3つボタン段返りのジャケットよりもボタン同士の感覚を少し狭くして、ボタンの位置も全体的に少し上になっています。それによりウェスト位置が高く見えてスタイルが良く見える効果が。実際にはウェストの絞りはほとんど入っていないのですが寸胴に見えないシルエット。ほんの少しの変化なんですが見た目や着心地に与える影響はかなり大きいです。加えて一番下の第三ボタンから裾のカーブまでの直線的なカッティングがクラシックな雰囲気でカッコイイ。ここが外側に逃げるようにカーブしていると軽い印象になってしまいます。

 

 

5.「英国アブラハム・ムーン社のツイード」

ハリスツイードよりもライトウェイトで色使いがモダンな英国「アブラハム・ムーン社」のツイードを使っています。軽さや柔らかさ、色合いが素晴らしく現代に着るツイードジャケットとしては一番適しているのではないかと思える位です。

 

 

 

 

細かく言えばまだあるんですが主に上記のポイントからタイトルにも書いた「軽くて、丸くて、柔らかいツイードジャケット」に仕上がっている訳です。

 

ツイードジャケットって「大人の男性は一着は持っておくべき」的な事が書いてある雑誌やメディアも多いので試しに着てみたら全然しっくりこないって方が圧倒的に多いと思うんですよね~。

 

実際に私もその一人でしたし。。。

 

重いし、四角いし、硬いし、三重苦で全然カッコよくないじゃんって・・・って大抵なるんですよ。

 

それでも昔はそんな鎧のようなジャケットを何年もかけて自分の体に馴染ませるのがいいんだよって言ってたりもしましたが・・・。

 

馴染む、馴染まないというレベルじゃないだろって思ってましたけどね、私は。

 

「昔のモノ=イイモノ」って全てに言える事ではないと思うんですよね~。

 

そもそもそのジャケットが作られた目的も違いますからね。

 

ゴール地点が変わればプロセスも変わって当然。

 

時代に合わせてアップデートする事も時と場合によっては必要だと実感できます。

 

 

 

このハッキングジャケットは誰もが着て直ぐに快適でカッコイイ!

 

こんなツイードジャケット出会った事ない。従来の「負」の固定概念が完全に覆る1着。

 

実際に昨年購入して冬の間かなりの頻度で着させていただきましたがホント完璧!と思う位のツイードジャケット。

 

更に2024年モデルは総裏仕立てにマイナーチェンジされ着心地アップ!

 

裏地が付いて滑りが良くなった事によりインナーに何を着ていても体の動きを妨げません。

 

昨年モデルよりも更にストレスフリーになった訳です。

 

総裏仕立てになった事により若干重くはなりましたが、昨年モデルと比べないと分からない程度。

 

着てしまえば全く気になりません。

 

昔のツイードジャケットに比べればそれでも格段に軽いですからね~。

 

ホントめっちゃ良いんすよ、このジャケット。

 

 

 

 

 

 

それでは2024年バージョンで色々と着てみます。

 

文章は昨年のブログ記事をかなり流用してますが、着用画像は最新(笑)。ジャケットの生地の色が昨年とは違うので当たり前ですが・・・。

 

  

 

  

 

 

如何ですか?試着だけでこの肩まわりの自然さ。鎧のように見えてしまう肩の四角さは皆無ですよね??

 

私、ジャケットを着た時に一番注視するのが「肩まわり」なんですが、このジャケットは肩まわりの収まりが最高中の最高なんです。

 

こんなにナチュラルに見えるツイードジャケットってなくないすか???

 

これ、ホントにツイードジャケットかっ?てぐらい。

 

私、昨年このジャケットを初めて試着した時に思ったんですっ!

 

「アンコンジャケット?」

 

このジャケットには「肩パット」や「タレ綿」などの肩まわりの副資材は入っていないんだろうって。

 

じゃなきゃツイードジャケットでこの肩まわりの自然な丸みはないだろうと。

 

そんな単純な考え方をしていました。

 

 

 

実は「肩パット」も「タレ綿」も入っているしっかりとした作りのジャケット。

 

それでこの仰々しくない自然な肩まわりになるんだって素直に感動しました。

 

「肩パット」や「タレ綿」を入れる事で肩がごつくなって自然に見えないと思い込んでいたからです。

 

 

 

この「肩パット」や「タレ綿」という副資材、入れる事によるメリットは

 

・どんな体型の方でもナチュラルショルダーを形成できる。いかり肩の方、なで肩の方でもパットとタレ綿によって形を作っている為、どなたが着ても完成された自然な肩のラインを演出できる。

 

・使い込んでも型崩れしにくい。

 

・テーラードジャケット本来の立体的な形を作れる。

 

 

 

勿論、デメリットも。

 

・重たくなる。生地に軽めのシェットランドツイードを使う事によりバランスを取っています。

 

・自宅での洗濯には向かない。パットやタレ綿が入る事によって家庭での洗濯が難しくなる分、少し手間がかかる?という認識。

 

 

 

肩まわりを自然に丸くする為には単純に肩パット、タレ綿などの副資材を入れなきゃいいじゃんっていう簡単な理屈でもないんですね。

 

完成度の高い型紙と技術力の高い職人さんであれば「肩パット」、「タレ綿」なしでもテーラードジャケットと呼べるモノになり得るようですが、それらが兼ね備わっていない場合にそれらの副資材を使わないと「テーラードジャケット」とは呼べないペラペラな仕上がりになってしまうとの事。市場にはそんなジャケットが沢山あるとか・・・。

 

上記のメリット、デメリットを考慮しつつも今回のような自然な仕上がりであれば、肩パット、タレ綿は入っていた方がいいですよね。

 

デメリットの重さは仕様や生地で解消できてますし、管理の手間(オフシーズンにクリーニングに出せばいいですし)なんてたいした事ないですからね。

 

奥深し、テーラードジャケット。

 

 

 

 

 

 

そしてもう一つのポイントは首に吸い付くような襟ののぼり。

 

首に吸い付くようにキレイにフィットする襟の様(さま)を「襟がのぼっている」という表現をします。

 

これはジャケットを試着した時に首と襟部分に注視すると「なるほどっ」て思います。

 

自分が着た時よりも他人が着た姿を後ろから見ると如実に分かります。

 

ここがフィットしていない状態を「襟が抜ける」といった表現をします。

 

いいジャケットは着た状態で腕を上げても襟が抜けないなんて言われたりもします。

 

これ、ジャケットを着る上で凄く大事なポイント。

 

言うのは簡単ですが実際には職人の技術力や経験がモノを言う重要箇所。

 

 

 

 

この「襟ののぼり」と「肩まわり」を実現できるテーラードの工場、職人さんというのが限られているようです。

 

ジャケットの縫製は「丸縫い(革靴でいうベンチメイド的な)」という1人の職人が全て縫い上げるやり方と襟だけを縫う職人、袖付けだけをする職人と各箇所毎に分業になっているやり方があります。

 

こちらのジャケットは分業での縫製手法を採用。各箇所のスペシャリストによる高い技術力がないと実現できないレベル。

 

丸縫いがいいか分業での縫製がいいかは色々な意見があるとは思いますが、こちらのジャケットに関しては縫製箇所毎のスペシャリストの技術力の結晶により作り上げられています。

 

興味深いと思ったのが同じ型紙を使っても縫製する職人によって全然違った仕上がりになるという点。

 

これはテーラードジャケットだけでなくワークウェアなどの工場にも言える話なんですが、ジャケットはその違いがエグイようです。

 

それぐらいジャケットの仕上がりは職人の技量によって左右されるという事実。面白いですよね~。

 

 

 

 

 

ツイードジャケットに対して、重い、四角い、硬いという「負」の印象をお持ちの方は是非一度着てみて下さい。

 

ツイードジャケットを試着して感覚的に「何かしっくりこない」って方も。

 

そのマイナスの印象や解決できなかった疑問はこの「ハッキングジャケット」を着る事によって完全解消!

 

昨年購入してヘビロテしている私が実証済。

 

自分自身、従来のツイードジャケットに対して持っていた不満が全て解消されたような晴れやかな気持ちを是非皆様にも体感して頂きたい!!

 

絶対に驚きます。そして長年の悩みもすっきり解決する事でしょう!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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私、昨年ガンクラブチェックを買ったんです。それはそれで凄く満足していて今年もガシガシ着るつもりですし、来年も再来年もずっと着たいと思っています。ただ一点難点がございまして。インナーにチェックや柄を着づらい。私は「柄on柄」をカッコよく着れるほど高度なテクニックは持ち合わせていないので。ってなると「ヘリンボーン」か、今年登場した「無地ネイビー」ってのが凄く輝いて見えてしまって。いやぁ物欲って際限がなくて恐ろしいですね~。

鈴木

 

 

 

 

 

 

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