【D.C.WHITE ディーシーホワイト】リジッドカシミヤ(生カシミヤ)でリュクスな”スモーキングジャケット”
2024.9.21
こんにちはこんばんは。鈴木です。
今週もディーシーホワイトの紹介になります。
自分が好きなブランドというのが一番大きなポイントですが、それを差し引いても今回の秋冬コレクションはかなり良いっ!
秋冬コレクションのディーシーホワイトのテーマは「GENTLEMAN’S CLOSET – ジェントルマンズクローゼット」。
本日はそんなコンセプトに相応しすぎる逸品をご紹介したいと思います。
こちら。
【D.C.WHITE】SMOKING JACKET – NAVY/WHITE 165,000円(税込)
100%カシミヤ製のショールカラーカーディガン。
2色展開。
【D.C.WHITE】SMOKING JACKET – OFF WHITE 165,000円(税込)
値段だけ見れば高額だとは思うのですが、それ相応の理由があります。タイトルの「生カシミヤ」改め「リジッドカシミヤ」な点も含めてご説明させて頂きます。
一番のポイントは「糸」。皆様カシミヤのニットに対するイメージって「軽くてフワフワで柔らかい、チクチクしない」ですよね?こちらのニットはカシミヤであるという事実を知った上で手に取ると「えっ?これカシミヤ?」ってなります。具体的には触った時の触感、そして重量感。イメージするカシミヤよりも少しガシッとして重い。
理由はこう。一般的なカシミヤは糸の段階で洗いをかけてフワッとさせている事が多いのですが、こちらのカシミヤは未洗い。これが「リジッドカシミヤ(生カシミヤ)」たる所以です。この洗いをかけていない状態を「リジッドカシミヤ」と形容している訳です。あっ、「生」よりも「リジッド」の方がカッコイイと思って勝手に「リジッド」って命名しました!
それだけではありません。糸を強めに撚っている(強撚糸)ため糸そのものが一般的なカシミヤよりも少し固めな仕上がりに。更にその糸を使って目を詰めて編んでいる為、同じ面積のショールカラーカーディガンを編むのでも糸の量が多くなるんです!
イメージしてみて下さい、糸を強く撚ったシーンを。同じ毛量であれば糸は細くなりますよね?当たり前です、強く撚っているんですから。その強く撚った状態の糸を撚りの弱い糸と同じ太さにする為には毛の量を増やすしかないですよね?毛の量を増やした強撚の糸を使って目の詰まったニットに編み上げる。結果、更に糸量が多くなる。同じ面積のニットを編む場合と比べて糸の量がかなり多くなる事が分かります。
この結果、一般的なカシミヤのニットよりも使っている糸量が多い為、重量が重くなる、糸を強撚にしている為、触感が固くなる。私も初めて触れた時はカシミヤ?って感じでしたからね~。
そしてもう一点特筆すべきポイントがありまして。それが「育てるカシミヤ」だという事。理由は強撚にして少し固めになったカシミヤ糸は着用して洗っていくと糸の撚りが少し甘くなりフワッとしてくるんです。この状態になって初めて我々がイメージするカシミヤの触感、風合いになるという。その過程をデニムがエイジングする様に準えて「育てる」という表現に。非常に奥深い要素を持ち合わせたカシミヤなんです。
折角なので「育てるカシミヤ」改め、「エイジングカシミヤ」に。着込むほどにしなやかなカシミヤに成長していくんです。ディーシーホワイトの秋冬コレクションのコンセプト「GENTLEMAN’S CLOSET – ジェントルマンズクローゼット」に相応しい逸品である事に間違いないですよね???
ちなみにこのカシミヤカーディガンですが、モンゴルに拠点を持つ会社が集毛から製品にするまで一貫して行い、地域による個体差を排除すべく、限られた遊牧民と直接契約。特定のヤギからのみ収集された高品質な毛のみを使用。製品一着あたり約11頭分のヤギの産毛(うぶげ)を使用した非常に贅沢な仕様。
ここまで聞くとこのショールカラーカーディガンのプライスは果たして高いのか???
という疑問すら湧いてきます。
価値観は人それぞれなので一概には言えませんが、結果的には凄く良い買い物だったと後から思えるような逸品、俗に言う「一生モノ」なのではないかと私は思います。
で、このカーディガンをどう着るかって事なんですが・・・。
あえてカジュアルなテイストに着崩していただきたいなと。
172センチ60キロで「S」を着用。
台襟低めのクラシックなバンドカラーのワークシャツタイプに、
デニムにスタッズベルト。
足元はワークブーツとかでもいいんですが、私的にはやはりローファー。ゴリゴリ過ぎるのは似合わないので苦手です。。。
ニットの配色の妙(スタジャンの配色みたい)もあり、カジュアルなスタイルにも凄くハマります。
見た目には分からないかもしれませんが実はカシミヤ的な・・・。一番贅沢でシャレた着方ではないかと。
バンドカラーだけでなく普通の襟のタイプのシャツでも。
もっとテキトーにこんな感じでも良いかと。
スウェットシャツに、
色落ちしたデニム、
足元はスニーカー。
スタジャンを羽織る代わりに着ている感覚。
Tシャツの上でもいいですね。カシミヤの肌触りの良さを最大限に享受できますし。
これ位デイリーなスタイルに着ていただきたいですねっ。
ボトムをウールパンツに変えて少し大人な印象にも。
ドレープ感のある少し太目のウールフランネルのパンツに、
インナーはシャンブレーのワークシャツ、
ベルトはオイルドレザーのダブルリングベルト。
ドレスなアイテムとカジュアルなアイテムとのミックスもしっかりと許容してくれる汎用性の高さもポイント。
色々なスタイルに万能に使いやすいと思います。
もう少しちゃんとするのであればタイドアップで。
色違いのオフホワイトもイイ感じですよっ!
172センチ60キロでサイズ「S」を着用。
バティック柄のバンドカラーシャツ、
来年の2月発売予定のリゾルトのブラックデニム「GB714」を合わせてみました。絶賛ご予約受付中!
単色のオフホワイトなので合わせるアイテムや色も選ばず万能に着れますね。色が色だけに汚れだけは気を付けてくださいねっ!
少し汚れた位のこなれた雰囲気の方がカッコイイっていう考え方もありますけどねっ!
私の体型で「S」サイズであればGジャン位は中に着れます。
伸縮性のあるニットだからこそ、中にはある程度着込むことが可能です。
両色通して言える事なんですが、一般的なインポートブランドのショールカラーカーディガンよりも襟周りのボリュームが抑えられています。
首回りのボリュームが出過ぎるショールカラーって「インポートのニットブランドあるある」なんですが、これはそんな事はないですね。
凄く着易かったです。
これなら上にアウターを着ても首回りのボリュームが出過ぎる事もなさそうですね。
ショールカラーカーディガンの一番のデメリットってソコですからね~。
ここまで読んで頂ければ、かなりの拘りを持って作られたニットだという事が分かっていただけたかと思います。
加えて割とラフなスタイルからコギレイなスタイルまで幅広く着て頂く事が可能です!
ブランドのネームバリューに囚われずにクオリティーや背景を重視する生粋の洋服好きな方に着て頂きたいですね!
オンラインは下記からご覧いただけます。
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鈴木
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