【D.C.WHITE ディーシーホワイト】クラシックで新しい?無骨なウールパンツ
2022.10.22
こんにちは。パンツも大好き鈴木です(先週シャツが好きだと書いたので)。
今シーズン欲しいパンツランキングのトップ3に入っている逸品をご紹介。
私、シーズンでトップスは買わなくてもなんとか手持ちで凌げますがパンツは絶対に買わないと気が済まないタイプです。
って言ってトップスも買うんですけどね。
そのシーズンの気分、イメージ、全体のバランスを表現する為のアイテムの一番の肝が「パンツ」だと考えているからなんですが。
そんなパンツ狂?な私からオススメの一本を。
先シーズン、既成品ではあまり見た事ないアイリッシュリネンのトラウザーを作ってくれた「D.C.WHITE」さんがやらかしてくれました。
紺ブレにリーファージャケット、アイリッシュリネンのパンツなど琴線に触れるアイテムばかり展開してくれちゃいます。
毎シーズン欲しいモンばかりで有難い反面、困っちゃいますけどね。
今回ご紹介するのは「ウールパンツ」。
このウールパンツ、一筋縄ではいきません。恐らく皆様も未体験ゾーンなのではないかと。。。。
タイトルにした「クラシックで新しい」って何言ってんだコイツっ?て感じですよね?
しかもウールパンツなのに「無骨」って。
一般的にイメージするウールパンツからは想像できないワードかもしれません。
ウールパンツというとビジネスでの着用をイメージされる方も多いでしょうし。
「クラシックで新しい無骨なウールパンツ」。ご納得いただけるようにご説明させて頂きます。
こちら。
WOOL MELTON TAPERED PANTS – MEDIUM GREY
WOOL MELTON TAPERED PANTS – WHITE
見ました?コレ。「白」ですよ、「白」。
かれこれ20年以上この仕事してますが白のウールパンツを製品化するブランドは記憶の中では初めて。
勿論あるんですよ、生地の色見本には白も。グレーの濃淡が何色もあって、ネイビーやブラック、ベージュ系、オリーブ系も。
ただ、ウールパンツってほとんどが「グレー」。むしろグレー以外のウールパンツをお店で見た事ってないですよね?
百歩譲ってネイビーやベージュ、オリーブ系など攻めたバイヤーさんのお店にはあったりもします・・・。
ただ、白ってねぇ・・・。
前述の通り、実際にオーダーしようと思えばできなくないんです「白」って。
当然生地ロットの問題もあるのでサンプルだけ作っても製品化できるかどうか微妙なライン。
ってなるとどこもやらないですよね。
極僅かに存在するかもしれない白のウールパンツは相当シャレモノなおっさん(お爺ちゃん)がオーダーで作ってそうなイメージ。
これはやられましたね。サンプル見て、聞いた時ホントに驚きました。マジか~って。
それぐらいこのウールパンツの白には衝撃を受けました。
ただ、、、、、
今回皆様にお伝えしたいのは白が珍しいって事ではないんですっ!
白の衝撃が凄かったので勢いで色の事から書いちゃいましたが・・・。
それでは本題へ。
実はこのウールパンツ、生地がメルトンウールなんです。
メルトンウールは本来はPコートやダッフルコートなんかに使われることが多い生地。
太番手の紡毛糸で織った後に縮絨を行いハリと厚みのある高密度素材。
凄く目の詰まった厚手のウールの事。
厚みは約600g/㎡前後。分かりづらいですがオンス換算で18オンス程度。
冬物のスーツに使うウールで約350-400g/㎡位が一般的だと考えるとこのパンツがいかにヘビーかが分かっていただけるかと。
そりゃそうですよね。コートなどに使う位の生地ですからね。
「メルトンウールだから風を通さないですよっ」。この手のコートの説明によくあるヤツです。
それぐらい生地がしっかりしていて膝も出にくいという事。
他ではなかなか見つからないと思います、こんな生地のパンツ。
私が最初にイメージしたのはアメリカのアウトドアブランド「フィルソン」。
フィルソンなら作っていそうな雰囲気。
参考までにフィルソンのマッキノークルーザー(皆様もイメージする赤黒バッファローチェックのアウター)は24オンスです。
試しにググってみたらありました。24オンスのウールパンツ。凄いなフィルソン。
英国のバブアーにもありそうな?あった?イメージ。
ギア的なアプローチでクラシックな洋服を作っているブランドならあるのかもって。
タイトルに使った「クラシック」や「無骨」というワードはそんなイメージから。
オンラインでは生地の厚さをお伝えするのが難しいので非常にもどかしいですが。。。
そう、それに加えて「新しい」。
勿論シルエットは昔のソレとは違い、今穿いてカッコイイシルエット。
そんな意味でも「新しい」ワードがしっくりくるかと。
コレ、私の中では最高の賛辞のつもりで書いてます。
こんな感じでウチっぽいカジュアルな雰囲気で穿いて頂けます。ウールパンツだからってキレイに穿かなくてもいいんですっ!
生地の厚さ、重さによってハリのあるキレイな筒状のシルエットが出るんですよね~。
一般的なウールパンツでは出せないボリュームのあるシルエット。
そしてこれ以上ない安心感のある厚み。これなら膝も出にくいですね。
当たり前ですが冬でも風を通しづらく一般的なウールパンツよりも暖かいのもイイですよね。
誤解を生みやすい?言葉なのであまり好んで使いたくないんですが、ある種の「エレガント」だと。
このウールパンツの「エレガント」は昔ながらの「エレガント」。英国クラシックからイメージする荘厳で威厳あるイメージ。
決して、チャラい印象の「エレガント」ではございません。紳士って言った方がいいんですかね?ダンディー?
言葉だけでイメージを共有するのって難しいですね。。。
なにせ、メンズクラシックが持つ重厚感がありつつ今の気分で穿ける(穿きたい)ように絶妙な塩梅でアレンジされた逸品。
なんですが、、、
もっと気楽にラフな雰囲気で着たい!(穿きたい!)って方もご安心下さい。
少しゆったり目のトップス(カットソーやスウェット、ニットなど)で裾をシングル仕上げにすると途端に今っぽい雰囲気に。
足元スニーカーにしてキャップでも被っておけば上記スタイリングよりも更にユルめな今風スタイルになります。
こんなところもこのウールパンツを「新しい」って形容したくなる所以でしょうか。。。
ウェストはループなしのベルトレス仕様ですが両サイドのボタンで多少のアジャスト可能。
私(172センチ60キロ)でサイズ44でジャストサイズです。
シャツ位であればパンツインしてアジャスタ締めてジャストサイズで着用可。
厚手のシャツやカットソー(ラグビーシャツ的な)をインする場合はアジャスタ締めずにジャストサイズです。
アジャスタは伸縮する平ゴムが入った仕様なので締めた時の程よいフィット感も気持ちいいです。
裾は未処理(フラシ)の状態なので必ず裾上げが必要です。
着用写真ではダブル、シングル共に内側に折り曲げてピンで何か所か留めた状態なので多少裾の処理が甘いです。
ちゃんと裾上げすればシルエットはもっとキレイにでます。
私は裾上げは「ダブル推し」ですが着たいスタイリングの雰囲気によってシングル、ダブルをお選びいただければと。
ミシンでのタタキ仕上げ(ステッチが外に出る仕上げ)も可能ですが、これだけ生地が厚いと当店のミシンでは対応できませんので外注対応になります。
厚みが出過ぎる懸念もあるので「3つ折り」のタタキではなく端をロックミシンで処理して「2つ折り」のタタキ仕上げにしてもいいかなって。
裾上げに関しては、店頭であれば穿きたいイメージを共有していただきスタッフと相談の上どうするかを決めて頂ければ。
オンラインでご検討のお客様もメールや電話などでお気軽にご相談下さい。
長々とオススメなのを書いてきましたが私もよ~く分かっております。。。
このパンツは誰もが好むような万人向けなアイテムではないって事。
ただ、このブログをここまで読んでいただいている時点で相当洋服がお好きなはずっ。
ホントの意味で洋服が大好きな皆様に是非オススメしたいと思ってバイイングした次第でございます。
この手のアイテムが好きな方やこんなのを探していたという方、ここまで読んで頂き是非試してみたいという方は是非!!
かっこよさは私が保証いたしますっ!!!!
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ちなみに冒頭で書いた私の欲しいパンツランキングのナンバー1はダブルアールエルの新型のヴィンテージフィットのデニム。
入荷してすぐにインスタでチラッとご紹介したヤツです。
めでたくゲットしました!!!!!
基本的には昔のリーバイス501の形が好きなんですがLVC(リーバイスヴィンテージクロージング)がアメリカ製でなくなった事でここ数年はデニム迷子状態でした。
ヴィンテージは高騰しすぎて気軽には買えないし、穿いているLVCもリペアが必要になるぐらい消耗してきており・・・。
そんなデニム迷子を解消してくれた最高の一本。
決して安価ではないのですが有難い事に即完売。
これから私の商品の着用画像やインスタでかなり登場すると思います。。。。
今後、私が濃紺のデニムを穿いていたらソレだと思ってください。
気に入ったらそればかり穿く単細胞ですので・・・。
毎度長文にお付き合い頂き本当にありがとうございます。
鈴木
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