【ZANTER JAPAN ザンタージャパン】現行の南極観測隊供給モデルが登場!
2021.12.26
こんにちは、鈴木です。
オンラインストア上にも記載の通り、年内の営業は明日27日月曜日が最後。
28日から1月2日まで休業させて頂きます。
新年は3日から営業いたします。よろしくお願いします。
今日、びっくりするほど寒いですね。今年は事前に予想されていた通り寒いみたいですね。
寒い日は暖かいダウンジャケットに限ります。一年で一番寒いのは1月・2月ですからね。まだまだこれからが寒さの本番。
ダウンジャケットお持ちでない方や新たに買おうと検討されている方は是非本日のブログをご参考にしていただければ幸いです。
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1951年日本がまだ戦後まもなく占領下にあった頃。復興の歴史を刻み始めるのと時を同じくして、国内で最初のダウンウェアメーカーとして誕生。ブランド名のザンターは「山を登る人」をイメージして名づけられました。「余暇を楽しむ余裕などなかったその時代においても軽く暖かい本格的な登山服をわれわれ日本人の手で作りたい」という強い想いが込められています。60年以上に渡り、南極観測隊へダウンウェアを供給し続ける経験と信頼厚きブランドです。一貫して国内作業に拘った日本製。神奈川県の自社工場、及び国内の提携工場で熟練の職人の手によって一着一着生み出されている逸品です。ダウンの精毛技術の高さから必要以上にダウンを充填しなくても十分な保温性と膨らみが出ます。それによって重い生地を使っても全体の重量は一般的なモノよりも軽く仕上げることが出来るのも特徴の一つです。ザンターというブランドは長きに渡り高い精毛技術により羽毛布団を作り続けている東洋羽毛工場株式会社のウェア部門として発足したのが始まりです。
早いもので今年で取り扱い6年目に突入致しました。
日本で初めてダウンジャケットを作り、日本の南極観測隊へ60年以上ウェアを供給するブランド。
毎年ブログにてご紹介しておりますので重複する内容になりますがご存知ない方もいらっしゃると思いますので詳しくご紹介させて下さい。
既にブランドの概要や詳細をご存知の方は商品の紹介までサクッと読み飛ばしてくださいませ。
同ブランドに関して詳しくお伝えしたいのは主に3点。順にご説明いたします。
1.日本で初めてダウンジャケットを作った会社。
2.拘った結果、中国産のグレーダックダウンを使用。
3.一度精毛されたダウンを国内で「再精毛」。
1.日本で初めてダウンジャケットを作った会社。
1951年日本がまだ戦後まもなく占領下にあった頃。日本の復興とともに歩みを始めたのが「ザンター」。
日本で初めてダウンジャケットを作ったブランドというだけでもかなりポイント高いですよね。
そして60年以上に渡り、日本の南極観測隊へウェアを供給している事実。この歴史と事実の重みは心に響きます。
製品そのものが「確かなモノ」であるという確固たる証拠でもあります。真似しようとしても真似できない部分。
半ば国の仕事に近い内容だけにそれを営利目的の宣伝としてあまり謳ってこなかったというスタンスにも共感。
もっと世の中に周知され、世界的に評価されてもおかしくないブランドです。
日本で初めてダウンジャケットを作り、それ以後60年以上に渡り南極観測隊へウェアを供給し続けている会社。
2.拘った結果、中国産のグレーダックダウンを使用。
ダウンジャケットってブラックボックスですよね?中が見えない訳ですから。
「いいダウン」の基準ってなんですか?
よく見かける「ヨーロッパ産のピュアホワイトグースダウン」。字面や響きは凄くいいイメージを受けます。
ヨーロッパでは一般的にダウンジャケットに使われる羽毛は中ヒナ(生後45日以内で食肉用に飼育される鳥)の羽毛がほとんど。
ヨーロッパでは柔らかい肉を好んで食べる食文化から成鳥になる前の段階で殺されてしまいます。
最近では更に短い期間で殺されてしまうとも言われています。
その際に副産物として採れるのがダウンジャケットに使われる羽毛。人間でいえば赤ちゃんの産毛。繊細で柔らかく、切れ易く摩擦に弱い毛。
これが俗にいう「ヨーロッパ産のピュアホワイトグースダウン」だとします。
それに対して「中国産のグレーダックダウン」はどうでしょうか?
ザンターの使う中国産の「グレーダックダウン」は生後90日以上経った成鳥の毛。
自然環境でのびのびと大きく育った成鳥から採取しています。
何故かというと中国では硬い肉を食べる食文化が存在するから。その為、成鳥になるまで待ってから採取する訳です。
人間でいえば大人の毛です。羽枝が密生しダウンボールが大きい為、型崩れが少なく、空気を沢山取り込む事ができる特徴があります。
保温性、反発性、耐久性に優れた羽毛という事です。
その為、少ない量でしっかりと温度を保つ事ができ、ダウンジャケットの中での羽根同士や生地との摩擦にも強いんです。
必要以上にダウンを充填しなくても十分な保温性と膨らみが出ます。
上記のような理由からダウンジャケットに使うダウンとしては中国産のグレーダックダウンが最適という観点。
言葉の響きやイメージではなく本質的な部分をしっかりと考慮して使用するダウンを選定した結果。
どちらがいいかは個々の価値観に左右されますが機能だけ見れば後者なのは明らか。
3.一度精毛されたダウンを国内で「再精毛」
一般的に日本国内生産のダウンジャケットに充填されているダウン(羽毛)は海外からの輸入が殆ど。
その羽毛は輸出される前に既に精毛工程を終えています。
ザンターでは輸入した精毛済みの羽毛を再度「精毛」します。
「精毛」というのは水鳥から採取した原毛から不純物を取り除き、洗浄、殺菌等をする作業。
ザンターでは60年以上に渡り羽毛布団を製造してきた国内工場の最新の機械、技術を使い、精毛しています。
この精毛を行っているのが「東洋羽毛工業株式会社」という会社。
実はこの東洋羽毛工業株式会社のウェア部門として発足したのが「ザンター」の始まり。
驚く事に日本での再精毛の段階で老廃物や不純物が10%程出ているという事実。
という事は国内で再度精毛しなければ本来は取り除かれるべきモノがダウンジャケットに入るという事です。
老廃物や不純物が入った状態でダウンジャケットを長年使用すると匂いを発したりする事も。
酷い時には着用によってアレルギー反応が出てしまう方もいるようです。
精毛する機械を動かすにもお金はかかります。10%も減ると分かっていて精毛するという事は更なるコスト増にも繋がります。
実際に販売するダウンジャケットは中身までは見えない「ブラックボックス」。
中を見る人はいないでしょうから手を抜く事もできるはず。
でも手間とコストをかけて再度精毛します。本当に誠実で真面目なモノ作りをしているんだなって感心します。
と、前置きが長くなりましたがここから商品紹介。
本日紹介するのは「南極観測隊」に実際に供給しているダウンジャケット。現行の南極観測隊もコレと同じものを着ております。
この南極観測隊モデル、実は昨年から一般向け販売がスタートしております。
従来この南極観測隊モデルは南極観測隊以外だと寒冷地での作業をされる企業向けに限定的に販売をされていたとの事。
一昨年までは一般向けの販売はしておらず、前述のように特別な企業様向けに限って販売をされていたようです。
そんな中、当店も今年からリアル南極観測隊モデルの取り扱いをスタートしたという訳です。
こちらです。
当店でもずっと扱っているタウンユース向けの「WP」に比べてダウン量は倍近い「300g」。
ダウンがパンパンに入ってます。久しぶりにここまでパンパンなダウンジャケットを見ました。
マイナス60度まで耐えれるというのも納得のボリューム。
正直タウンユースではオーバースペックなのは分かってはいますが・・・。
気持ちとしてはブランドやダウンジャケットの背景にあるストーリーに惹かれる訳で。
街中での保温力だけを考えれば薄手の化繊の中綿で十分ですからね。
何故このダウンジャケットを着たいかって保温力だけではなく背景にあるストーリーやブランドの理念に共感するから。
そして「リアルなギア」という本物感。ミリタリーモノやワークウェアに惹かれるのと同じです。
「男子」が大好きな要素をすべて兼ね備えております。
見た目だけではなくモノの背景にあるストーリーや理念などの付加価値を大切にされる方や、ブランド関係なくイイモノを着たい方、人とは違ったモノを着たい方には是非試して頂きたいダウンジャケットです。
あと、極寒の地に行く予定のある方はマスト。マイナス60度までいけますからっ。
着るとこんな感じ。
172センチ60キロでサイズ「M」を着用
私(172センチ60キロ)は「M」でインナーに厚手のものを着れるゆとりがあります。インナー薄手だと結構ゆとりのあるサイズです。
最近の気分だと私は「M」サイズを選びますね。重ね着も好きなので中に色々着ちゃいますしね。
私と同体型ぐらいでインナー薄手でぴったり着たい方には大きすぎるかもしれません・・・。
本日ご紹介の南極観測隊へ供給しているガチのダウンジャケットは下記からオンラインストアをご確認いただけます。
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どの国も南極観測隊のウェアって「赤」って決まってるんでしょうかね?ザンターさんも実際に南極観測隊に納品しているのは赤だけみたいですし。カナダグースのエクスペディションパーカーも赤ですしね。ザンターの担当の方に聞いてみたんですが「決まってはいないはず・・・」との回答が。恐らく現地は雪や氷で白い世界だから目立つように赤なんでしょうけど・・・。
鈴木
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