【GUY ROVER】 – 老舗シャツ専業ブランドのオンオフ兼用ポロ
2018.6.3
こんにちは。鈴木です。
月曜日の大西からポロシャツのスタイリング集に沿ったブログを公開してまいりましたが本日最終日でございます。
私はイタリアのシャツブランド「ギローバー」をご紹介させて頂きます。
5月6日のブログでもがっつりと同アイテムをご紹介させて頂いておりますので内容がかなり被ってくる可能性があります。
何卒ご了承ください。
とはいえ、全く同じでは芸がないのでもう少し掘り下げたブランドのご紹介を。
ギローバーは1967年にイタリアのピアツェンツァという地域で創業したブランド。ミラノから電車で1時間弱に位置する地域。
サルトリア(仕立て屋)の技術をいかにしてマシンメイドで反映できるか、試行錯誤を繰り返して今に至ります。
そんなブランドの成り立ちを聞くだけでもリスペクトできる部分は非常に多いブランドです。
有名ブランドのOEM生産も請け負っているので実は作っているのは「ギローバー」という事もよくあります。
他ブランドが生産を依頼する背景にはクオリティに定評があり信頼おけるファクトリーブランドだからこそです。
それ以外にもギローバーが凄い所は多々あるのですがここから先は以前のブログと重複します。
◆マシンメイドでは「最高峰」の縫製
ギローバーよりもクオリティの高いシャツになるとアームホール部分の縫製などが「手縫い」になってきます。
そうなると着た時のフワッとした仕上がりや立体感、丸みなどはいいのですが洗濯に気を遣う事に。
そう、手縫いの為、洗濯機でガシガシ回すには耐久性に不安要素がある訳です。
では何がギローバーのよさかというとデイリーに使える耐久性とクオリティ、プライスのバランスです。
ギローバーのシャツは普通にご家庭の洗濯機で洗えます。割とガシガシと。デイリーユースに優れたアイテムです。
マシンメイドに拘る理由はそんな所にもあるんですね。
◆鹿の子素材でシャツを作った最初のブランド
実は「ギ・ローバー」は鹿の子素材でシャツを作った初めてのブランドと言われております。鹿の子素材は「編み生地」。
本来シャツは「織り生地」で作られる事が多いです。編みの生地は伸縮性があるので慣れていないと縫うのが難しい訳です。
「編み生地」は色々種類はありますがTシャツの生地を思い浮かべていただければ分かりやすいかと思います。
今では珍しくもなく、様々なブランドから鹿の子のシャツはリリースされていますがシャツブランドが編み生地を使ってシャツを
縫うというのは当時では非常に珍しい事だったんですね。
あまり伸びない「織り生地」を縫いなれた職人に伸縮性のある「編み生地」でシャツを作れと言うのは非常に非合理的だったんでしょうね。
ラインの出来上がった工場では普段と違う事をするのを嫌がる職人さんもいますからね。生産効率は確実に下がりますしね。
この事実ってその昔、テニスプレイヤーのルネ・ラコステが当時は当たり前だった織り生地の伸びないシャツでテニスをプレーするのに
動きにくいから伸縮性のある鹿の子素材でテニスのユニフォームを作ったのと同じ位のインパクトがあったんではないでしょうか。
それは後にラコステのポロシャツとしてタウンユースに浸透し現代まで語り継がれる「ポロシャツの原型」になる訳ですが。
そういったブランドの背景にある歴史なんかを知るのも一つの楽しみ方ですね。インポートの歴史あるブランドであれば尚更。
ずっと長く続いているブランドには何かしらの意味があるんですよね。
◆他のポロシャツとの一番の違い
正直ギローバーのこのアイテムは「ポロシャツ」というくくりに入れていいのか悩む部分もございます。
素材はポロシャツでよく使われる鹿の子素材。そして襟付きなのでポロシャツとも言えますが半袖シャツという側面もございます。
そう、他のポロシャツとの一番の違いは襟周りの作り。ギローバーは前述の通りシャツ仕立ての為、台襟が付いております。
その為、着た時の首周りは端正な表情できちっとした感が出ます。この印象がオンオフ兼用で使えるギローバーのポロシャツの大きな特徴。
クールビズが推奨されて早数年。ビジネスカジュアルには最も適したアイテムではないでしょうか?
オフスタイルでも少しちゃんとした場所へのお出かけ、記念日や特別な日のデートなどなど。持っていれば必ず重宝すると思います。
なんだかんだと長くなってしまいましたが私の考えるギローバーを使ったオンスタイルとオフスタイル。
まずは「オンスタイル」。
これで会社行けますかね?
業種にもよるとは思いますが少しカジュアル目でも大丈夫な会社様であればいけるのかなと。
クールビズをはき違えていたらすいません。私のイメージではこんな感じなのかと。
ビジネスシーンではパンツの丈は短すぎるかもしれませんね・・・。ソックスも必要でしょう。
そして次は「オフスタイル」。カジュアルの代名詞デニムを使いました。
裾を入れずにスニーカーで着るパターン。
合せはカジュアルですが襟周りのしっかりとした印象がカジュアルすぎないスタイルになります。
こちらは裾をインしてレザーシューズ合わせたパターン。
大きく印象は変わりませんが多少大人な印象ですかね?。
ギローバーのポロシャツはオン、オフ問わず、どちらのスタイルでもガシガシ着ていただける逸品となっております。
【老舗シャツ専業ブランドのオンオフ兼用ポロ】のご紹介でした。
ギローバーの取扱い商品一覧は下記からご覧いただけます。是非チェックしてみてください。
本日も快晴で暑くなりそうですね。
週中にインスタでご紹介したユーズドのフランス製のラコステのポロもかなり好評いただいております。
こちらはウェブへのアップ予定はございませんので是非店頭までお越しください。
それでは本日も店頭にてお待ちしておりますっ!
鈴木
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