FW16 私的オススメアイテム Vol.10 「ZANTER(ザンター)のDown Parka WP」
2016.12.11おはようございます。スズキです。10回目のオススメブログ更新でございます。
こちらのブランド当店初の取扱いとなります日本製のダウンジャケットのブランド、その名も「ZANTER(ザンター)」。
ZANTER JAPAN Down Parka WP KHAKI 78,840yen(tax in.)←オンラインページへ
あまり耳馴染のないブランドだとは思いますがこのブランド、かなり凄いっす。
新鋭のドメスティックブランドかと思いきや日本の洋服文化で考えれば老舗中の老舗。
実は日本で初めてダウンジャケットを作ったブランドなんです。アメリカで言えば「エディーバウワー」のような存在。
私が最初に担当の方から聞いた内容から受けた印象は「硬派」。本気のアウトドアブランドであり軟弱なモノ作りはしていない印象です。
なんと60年以上に渡り、南極観測隊にダウンジャケットを供給する「ホンモノ」といえる逸品を作り続けているブランド。
分かりやすく言い方を変えると「日本版カナダグース」といった所でしょうか。
そして裁断・縫製・仕上げまで一貫して国内作業に拘ったメイドインジャパン。
神奈川県の自社工場及び、国内提携工場にて熟練の職人の手によって一着一着丁寧に生み出される逸品。
デサントの「水沢ダウン」やナンガなど国内のダウンメーカーに注目が集まる中、満を持して大ボス出てきちゃった感ありますね~。
とりあえずは見た目が重要なので着てみます。
程よく武骨な雰囲気は残しつつモダンなフィッティングに仕上がっています。着用サイズはM。サイズ展開はMとLになります。
私の体型で多少インナーに着れる位の余裕があります。ジャケットの上でも着れます。
着用写真ではザノーネのミドルゲージのクルーネックニットにコーデュロイのジャケットを着て、タイトな着用感。
実際に着る際はそこまでインナーに着ない可能性が高いので私と同体型の方であればMサイズでいいと思います。
私位の体型でインナー薄手でタイトに着たい方には少し大きいかもです。
それでは商品の詳細の説明に移らせて頂きます。こちらのダウンジャケット、中身のダウンから、表の生地、裏地にいたるまでコダワリ満載。
少し長くはなりますが折角なので詳しくご紹介させて頂きます。
◆ダウン
800フィルパワーの国内精毛ダウン。一般的には600フィルパワーで良質ダウン、700フィルパワーで高品質ダウンと言われるので
その凄さが分かって頂けると思います。
ザンターが採用している羽毛の特徴は生後90日以上の成鳥から採取。
市販されているダックダウンの多くは中ヒナ(生後45日以内)から採取したものが多いのだとか。理由としては中ヒナは肉質が柔らかく
美味しいので食肉用として最適で羽毛はその副産物のようです。その為、中ヒナの羽毛はまだ発育途中である場合が多いとの事。
ザンターさんが使用する羽毛は自然環境下の中でのびのびと大きく育った成鳥から採取。羽枝が密生しダウンボールが大きい為、
型崩れが少なく、空気を沢山取り込む事ができる特徴があります。保温性、反発性、耐久性に優れた羽毛という事です。
更に、高品質のダウンを生み出す要因の一つとして「精毛技術」の高さがあります。
水鳥から採取した原毛から不純物を取り除き、洗浄、殺菌等をするのが「精毛」。60年に渡り羽毛布団を製造してきた国内工場の最新の機械、
技術を使い、最高品質の羽毛を生み出しています。これを行っているのが「東洋羽毛工業株式会社」という会社。
実はこの東洋羽毛工業株式会社のウェア部門として発足したのが「ザンター」の始まりです。
◆生地
表地は耐久撥水素材を使用。更に発汗によるウェア内のムレを防ぐ防水・透湿性も兼ね備えています。
裏地はナノテク技術の消臭・抗菌メッシュ素材を肩ヨーク部分に、その他の箇所には赤外線吸収機能で蓄熱保温性のある生地。
中身のダウンの暖かさに加え、裏地の特性で蓄熱し保温性を更に高める仕様です。私のようなおっさんには嬉しい消臭、抗菌もメッシュも。
日本のブランドならではのハイテク素材がふんだんに使われています。やはりこういうところは日本のモノ作りの凄さですね。
参考までにこの「消臭メッシュ」、アパレルで採用するのはザンターさんが初のようです。
一般的になっている下記ディテールもしっかりと踏襲。細かい配慮が嬉しいですよね。
首や顎に当たる部分には柔らかい素材を使用
サイドからもアクセス可能なハンドウォーマーポケット
袖口は風の侵入を防ぐニットリブ仕様
上記の「ダウンのクオリティ」や「生地」、「ディテール」以外にもオススメしたいポイントがあります。
私がこのダウンジャケットを試着しようと思って持ち上げた瞬間に受けた衝撃。それは「軽さ」。想像以上に軽いんです。
ダウンジャケットは本来軽いモノなんですが使う生地によってはそこそこの重量があったりします。
今まで取り扱った事のあるこの手のタイプのダウンジャケットは結構重さのあるものが多かったので、いい意味で裏切ってくれました。
メーカーの方に確認してみたところ、やはり「軽さ」は特徴の一つのようです。一概には言えないのですが一般的な同型の
ダウンジャケットに比べると軽いです。ダウンジャケットとしては重量のある生地を使用しているにも関わらず全体重量としては
一般的なものよりも軽くなっているとの事。クオリティの高い羽毛を使う事で必要以上の羽毛を充填しなくても暖かさも膨らみも
出せるという点がその理由のようです。
国産のダウンジャケットのブランドを取り扱うのは初めてなのですがやはりその「商品力」に圧倒されました。ザンター凄いなって。
日本のモノ作りの凄さを目の当たりにしました。
予報では今日は全国的に寒いようです。ベストなタイミングで当店の取扱いブランドとして新たに名を連ねたザンターのダウンジャケット。
是非店頭でご覧下さい。というもの実はウェブの商品ページの準備がまだできておりません。フライングでご紹介してしまいました。
遠方で気になるお客様はメールかお電話にてお問い合わせください。ウェブは13日火曜日アップ予定です。
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それではまた来週。
スズキ
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