MADE IN GERMANY ”Merz.b.Schwanen”
2016.5.26
ドイツ製。
最近、気になる響きです。
ドイツにはマイスター制度という国家資格みたいな制度があり、職人としての技術を養成する土壌が整っている為、
物づくりにおいての丁寧さ、細部に対する拘りなどは、日本の職人に通ずるところがあるそうです。
実際、ドイツのブランドは誇りを持って自国生産しているブランドが多いような気がしますし。
そんな訳で、今日は「MADE IN GERMANY」のこちらをご紹介。
Merz.b.Schwanen
展開し始めて数シーズンほど経ちますが、着実にファンを増やしている「Merz.b.Schwanen」。
古い年代の丸編み機によって編まれる丸胴の生地が特徴ですが、驚くべきは生地のバリエーション。
丸編み機の場合サイズごとに編むため、どうしても生産ロットが大きくなります。
その為、生地のバリエーションを増やすという事は結構大変な事なんですが、
メルツはモデルによって複数の生地を使い分け、しかもそのどれもがハイクオリティという、かなり高いレベルの物づくりをしています。
ここ日本だと、当店で取り扱いのあるFIL MELANGEをはじめ、複数のブランドがメルツと同様に生地に拘った物づくりをしていますが、
海外のブランドでそこまで拘って作っているのは、かなり珍しいのではないかと思います。
製品が入る紙箱までドイツ製ですし。
そんなMerz.b.Schwanenから、今季は3型ピックアップしております。
Merz.b.Schwanen – ARMY SHIRT ¥11,340
まずこちら、最もスタンダードな半袖のクルーネックTシャツ。
オーガニックコットン100%の柔らかな生地を使用して、1960年ごろのミリタリーウェアをベースに作られています。
昨年は、このモデルの袖口にリブが付いた仕様でオーダーしていましたが、今季はリブ無しのオープンスリーブで、よりスタンダードに。
脇下にはガセットが付けられていて、動き易さを向上しています。
こういうTシャツを太いデニムやチノにインして着るスタイルが、ハードルは高いですけど一番カッコイイのかなと。
Merz.b.Schwanen – ARMY SHIRT w/CHEST POCKET ¥20,520
そしてこちらは、同じく100%オーガニックコットンの半袖クルーネックTシャツですが、スクエア型のチェストポケットが付いたタイプ。
でも最大の特徴はそのポケットではなく、生地の厚み。
一般的なヘビーウェイトのTシャツで6~7ozぐらいですが、これはなんと14oz。倍の重さです。
これだけ聞くと硬くて厚いだけの生地かと思ってしまいますけど、そうではないのがメルツの凄さ。
目が詰まっていてしっかりしているんですが、柔らかさは保っていて柔軟な着心地を実現しています。
これは触らないと分からないと思いますので、是非店頭で触れてみて下さい。
好きな人は堪らなく好きなタイプです。
Merz.b.Schwanen – SWEAT SHIRT ¥19,980
そして最後は、半袖のスウェットタイプ。これは秋冬に長袖で展開していたタイプの半袖版です。
100%オーガニックコットンの裏毛で、ふっくらしつつも柔らかいだけではないしっかりした生地感。
本来のトレーニングウェアとしてのスウェットシャツらしい細身のシルエットで、
古着のスウェットのようなボックス感はなく、すっきり着れます。
Tシャツとはまた違った雰囲気が味わえますね。
以上、だいぶ長くなってしまいましたが、メルツは物の良さは勿論、背景含めてオススメのブランドです。
是非どうぞ!
Shimizu
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