【ALDEN オールデン】定番だけど流通していないアメリカ本国仕様のペニーローファー
2021.3.4
おはようございます。鈴木です。
イレギュラーでブログ更新です。今回はビッグな入荷のお知らせ。
店頭では少し前からご案内しておりましたオールデンのローファーが入荷致しました。
オールデンのローファーが入荷するのは何年ぶりでしょうか・・・。
本当に久しぶり。しかも今回入荷したのはオールデンのアメリカ本国仕様のペニーローファー。
日本で展開されているペニーローファー(99162・99362・99267)は日本の輸入元ラコタさんがアレンジを加えたモノ。
今回、当店ではあえてアメリカ本国仕様のローファー(981・984)を展開したいという事でオーダーをさせて頂きました。
ご存じの方も多いと思いますが「ALDEN オールデン」を初めて知る方の為にもブランド紹介もご用意しております。下記ご参照ください。
1884年、Charles H.Aldenがマサチューセッツ州のミドルボロウに設立したUSA(アメリカ)を代表する老舗シューズブランド。 最高品質の素材でウエルトされた紳士用トラディショナルシューズの製造に加え、ALDEN社は問題のある足でも適宜にフィットし、均整回復を可能にする整形法のデザインの分野を開拓しました。 ALDEN社はこの高度な専門分野の先駆者として知られています。 ALDEN社の整形法による製品の調査・開発は、トラディショナルシューズを快適で履き心地の良いものにすることに大いに貢献しています。 なかでも革の宝石とも呼ばれる馬革のコードバン素材を使用したレザーシューズには定評があり、世界最高峰のシューズブランドです。
なにせ私、オールデンが大好きでして。所有している革靴の大半はオールデン。しかもここ1年強、ローファーにハマりまくってずっとローファーばかり履いております。私のブログやインスタの画像をご覧頂ければ一目瞭然ですかね(笑)。お客様から「ローファー流行らそうとしてるんですか?」って聞かれる始末。それぐらい履きまくってます。という訳でこの21年春夏はエクスプローラーは「ローファー祭り」になる予定。そんな「ローファー祭り」の一発目を飾ってくれるのが大御所のオールデンって訳です。
こちらっ。
【左】981 Calf Penny Loafer Black カーフペニーローファーブラック 【右】984 Calf Penny Loafer Burgundy カーフペニーローファーバーガンディー
・CAL LEATHER – カーフレザー
・VAN LAST – バン(ヴァン)ラスト
・SINGLE OAK LEATHER SOLE – シングルオークレザーソール
・WIDTH:D – Dウィズ
・97,000円(税抜)
・展開サイズ US6-US9
こちらが「981」でブラック。
こちらが「984」のバーガンディ。見た目ほぼブラウン。履き込んで色が少しづつ抜けていくと少しづつ赤みがかってきます。革そのものに個体差もあるので若干の色ぶれがあったりもします。
それでは詳細を。
木型はバン(ヴァン)ラスト。バンラスト特有のソール部分から切り立つように直角に近いこのフォルムが堪らないですね。この木型の特徴でもあります。この木型は1955年に完成してから現在まで主にローファーに用いられており、永遠の定番として君臨している木型です。
モカ縫い部分はオールデンの工場内でも数人しか縫う事ができない「ハンドスキンステッチ」が施されております。この盛り上がった凹凸感がハンドクラフト感満載。しかも元々はプレーントゥとして木型につり込んだ状態から裏に貫通させないように掬い縫いをするという神業。この仕様が熟練の職人しかできないスペシャル。その為、このハンドスキンステッチ仕様のモデルは納品まで時間がかかるのは有名な話。有名なタンカーブーツもその仕様。
程よいホールド感を生みだす丸みを帯びたヒールカップ。
アメリカ仕様のローファーは甲の部分がやや短めでサドル(切れ込みの入ったパーツ)の位置も異なります。カジュアル目に見えるのがアメリカ仕様の特徴でもあります。日本仕様は甲部分がやや長めでサドルの位置が後方(甲側)に寄っています。
後日、アメリカ仕様と日本仕様のローファーの比較画像を追加致します。川端が日本仕様のモデル所有しているのですが写真を撮り忘れました。
下記、日本仕様と海外仕様のローファーの比較画像を追加しました。(2021.3.7)
【左】981 – 海外仕様 【右】99267 – 日本仕様
向かって左側の「981 – 海外仕様」の方が甲部分が短くサドル(甲を覆う切り込みの入ったパーツ)の位置がつま先寄りになっているのが分かります。双方共に6Hの比較画像。どちらもスタッフ私物の為、履きこみによる多少の型崩れがございます。ご了承ください。
【手前】981 – 海外仕様 【奥】99267 – 日本仕様
分かり易いように角度をつけて撮影しております。真横から見ると甲の高さはそこまでの違いはありません。
以上、海外仕様と日本仕様のローファーの比較でした。
ハーフムーンと呼ばれるサドル部分の切り込みのデザイン。このデザインも日本仕様は異なります。甲部分の長さは一見しただけでは分かりづらいですが、この切込みのデザインでアメリカ仕様と日本仕様の見分けが付きます(一部例外もあります)。
インソール(中敷き)にはオールデンの刻印。
ソールはシングルレザーソール。アッパーがカーフ仕様なのも相まって最初から馴染みやすく履きやすいのもこのカーフのローファーの特徴。アッパーがコードヴァン仕様だと革に厚みがあり最初は硬い分、馴染ませるのに時間がかかります。カーフの場合はアッパーのレザーが柔らかく馴染みやすいからか履き始めからソールの返り(曲がり)もよく、踵が付いてきやすい(踵がカパカパしづらい)です。履き始めから歩行時に踵がカパカパするようであれば、そもそものサイズ選びが間違っている可能性がございますが・・・。
アウトソールにもオールデンの刻印が。ここは接地する場所ではないので削れることも少なくずっと残り続けますね。
いやぁイイですね、気分がアガります。これぞ定番中の定番。変わらない良さ。
王道であり基本中の基本といっても過言ではないオールデンのペニーローファー。
にも関わらずほとんど国内流通していない悲しい現実・・・。
なぜなら現時点でこの「981」と「984」に関しては、正規ルートでの日本の流通は当店のみ。
並行輸入では若干数が日本に入ってきているみたいですが・・・。
今回当店では、正規代理店のラコタさんに輸入してもらったので安心安全の折り紙付き。アフター(ソール交換や修理)もばっちりです!
カジュアルスーツやジャケパンなどのキレイ目スタイルから、スウェット、ニット、Tシャツのカジュアルスタイル、ボトムもデニムにチノパン、軍パン、ウールトラウザーまで合わせるものを選ばない万能レザーシューズ。
夏にはTシャツにショーツの「ザ・少年スタイル」でも足元をこのローファーにするだけで大人の夏スタイルに仕上がる格上げシューズ。
しかも着脱が楽だというメリットも。座敷での飲み会も躊躇なし(今は皆さんまっすぐ家路だと思いますが・・・)。
玄関にあったらついつい毎日履いてしまいそう。というか履いてしまいます。
ホント、こんな便利な革靴は他にはありません。
私自身この1年間、夏も冬もずっと履き続けて確信しました。マジでいいです。皆様にも絶対に一足は持っていて欲しい靴。
なんなら複数足を革違い、色違いで所有したい衝動にかられます。
是非皆様もこの機会にお試し下さい。特にローファーをお持ちでない方はこれを機に新しい世界が開けるかもしれません。
ローファーはサイズ選びが難しいという印象をお持ちの方も多いと思いますが、店頭であればオールデン推奨のブランノックデバイスを用いた計測、およびローファーを履きまくった経験則からオススメサイズをご案内させて頂きます。
オンラインで購入を検討のお客様にもネットで靴を買うリスクを可能な限り軽減できるよう誠意対応させて頂きます。
オンラインのページは下記からご覧頂けます。
【ALDEN オールデン】981 Calf Penny Loafer Black カーフペニーローファーブラック←クリック or タップ
【ALDEN オールデン】984 Calf Penny Loafer Burgundy カーフペニーローファーバーガンディー←クリック or タップ
誠に勝手ではございますが公平を期すために販売は店頭・オンライン共に【3月6日土曜日の12時スタート】とさせて頂きます。
事前のサイズのお問い合わせは下記からお電話、メール等でお気軽にどうぞ。
3月6日12時販売スタートです。それまでは店頭・オンライン共に購入できませんのでお気を付けください。
長いブログに最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました。途中から文章書きながら興奮して好きが溢れちゃいました。個人的な偏った嗜好を含めずとも本当にオススメの一足です。長らく世界中で定番として君臨し続けている事が全てを証明してくれています。ご興味ございましたら是非一度お試しくださいませ。皆様のご来店をお待ちしております。
鈴木
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