GUY ROVER – 汎用性の高いシャツ仕立ての鹿の子ポロ
2018.5.6
こんにちは。鈴木です。
本日ゴールデンウィーク最終日ですね。
大型連休をお過ごしになった方は既に明日のお仕事の事を考えてブルーになっている方もいらっしゃるかと。
あれ買うために頑張ろうとか週末にコレを着る、穿く、履く為に頑張ろうっ、などなど。
明日からも引き続き頑張ってお仕事をする為の「糧」になるきっかけをご提案できればと。
さて、本日ご提案させて頂くのは「GUY ROVER(ギ・ローバー)」。イタリアのシャツブランドです。
正直あまり艶っぽいイタリア感のありすぎるブランド、アイテムは得意ではありませんがあくまで当店の目線でカジュアルに着れるアイテムを
ご提案させて頂きます。
よくギローバーをご紹介する時に「マシンメイドでは最高峰」という言葉を使わせて頂きます。
ギローバーがシャツの最高峰ではないのは事実です。もっと高いシャツブランドでもございます。
ギローバーよりもクオリティの高いシャツになるとアームホール部分の縫製などが「手縫い」になってきます。
そうなると着た時のフワッとした仕上がりや立体感、丸みなどはいいのですが洗濯に気を遣う事に。
そう、手縫いの為、洗濯機でガシガシ回すには耐久性に不安要素がある訳です。
では何がギローバーのよさかというとデイリーに使える耐久性とクオリティ、プライスのバランスです。
ギローバーのシャツは普通にご家庭の洗濯機で洗えます。割とガシガシと。デイリーユースに優れたアイテムです。
日々使うモノ(道具)と考えると重要なポイント。奥様に面倒くさいから自分で洗ってと言われなくても済む訳です(実体験に基づく)。
そいういった点からギローバーのシャツがデイリーユースに優れたシャツというのが分かって頂けると思います。
更にもう一点、ギローバーをオススメする理由がございますがそれは薀蓄的な要素なので最後にご紹介させて頂きます。
前置きが長くなりましたが着用イメージをご紹介させて頂きます。まずは定番のボタンダウン。
無地の鹿の子とバーズアイと呼ばれる鹿の子の2種類の生地がございます。
まずは無地の黒。
とりあえずはかたく定番のデニムに合わせました。鉄板です。
襟周りがしっかりしているのでカジュアルすぎる印象はないですね。
次はバーズアイ鹿の子と呼ばれるタイプの生地のレッド
オフホワイトのデニムに合わせています。白系の5ポケ(ピケやサテンのオフ白)や薄い色系のチノに合わせやすい色です。
バーズアイの発色は無地のタイプよりもソフトなので色モノでも着易いです。
そしてバーズアイ鹿の子のブラック。
黒が苦手な方の「真っ黒感」や必要以上の「艶感」は皆無なので普通に着ていただけると思います。
割とキレイ目なコーディネートにしました。
そしてお次はレギュラーカラー。こちらは昨年からリリースされた新型。
本当はメーカーの18ssのラインナップになかったのですが無理言って作ってもらいました。
無地のネイビー。
ボタンダウンと同様に鉄板のデニムコーディネート。
こちらはあえてストレートの武骨なデニムにインしてアメリカンクラシックをイメージしました。
バーズアイ鹿の子のオレンジ。
無地系の発色と違い柔らかい発色なのでコーディネートしやすい色モノという印象です。
いつものパンツに合わせました。
初めてブログをご覧の方で「いつもの」の意味が分からない方は私の過去ブログをご参照ください。
これでもかという位、毎週穿いておりますので・・・。
最後はバーズアイ鹿の子のサックス。
カジュアルでも使える汎用性を確認する為に軍パンに合わせました。いいバランスです。
レギュラーカラーのタイプは裾がラウンドしているのも特徴です。
私的にはカジュアルスタイルにはこちらのモデルの方が着易いかと。
ボタンダウン、レギュラーカラーのモデルどちらも172センチ58キロでSサイズを着用しております。
洗濯で多少着丈が縮みますのでその点はお気を付け下さい。
どちらの襟型も台襟のついたシャツ仕立てなのでジャケットなどのインナーにも合わせやすいです。
ラコステやジョンスメドレーもオススメですがもう少し「きちんと感」が出せるのがギローバーの良さでもあります。
トラウザーなどと合わせたキレイ目なスタイルから色落ちしたデニムや軍パン、チノパンなどにも合う汎用性の高さ。
メンズカジュアルで考えられるボトムはほぼ網羅できる万能アイテムな訳です。
クールビズスタイルにも人気が高くリピートのお客様が多いブランド、アイテムでもあります。
さて、冒頭で書いたもう一つのギローバーのオススメのポイント。
実は「ギ・ローバー」は鹿の子素材でシャツを作った初めてのブランドと言われております。鹿の子素材は「編み生地」。
本来シャツは「織り生地」で作られる事が多いです。編みの生地は伸縮性があるので慣れていないと縫うのが難しい訳です。
「編み生地」は色々種類はありますがTシャツの生地を思い浮かべていただければ分かりやすいかと思います。
今では珍しくもなく、様々なブランドから鹿の子のシャツはリリースされていますがシャツブランドが編み生地を使ってシャツを
縫うというのは当時では非常に珍しい事だったんですね。
あまり伸びない「織り生地」を縫いなれた職人に伸縮性のある「編み生地」でシャツを作れと言うのは非常に非合理的だったんでしょうね。
ラインの出来上がった工場では普段と違う事をするのを嫌がる職人さんもいますからね。生産効率は確実に下がりますしね。
という点がギ・ローバーを語る上で欠かせないストーリーになっております。
勿論、そんな事知らなくても着れるんですけどね~。
そういう背景まできちんと説明してご納得頂れば、ただ着るよりも愛着を持って永く着ていただけるかと。
見た目はそんなに変わらずもっと安いモノはいくらでもあると思うのですが背景にあるストーリーまではコピーできません。
こういう時代だからこそ、何に価値を見いだせるかが重要になってくるんじゃないかと思うんですけどね~。
本日ご紹介したギローバーの商品は既にウェブにアップされております。
気になる方は是非下記からご覧下さい。
GUY ROVER (ギ・ローバー)の商品一覧へ←クリックor タップ
さて、今週はどのスタイルが一番お気に入りかと言いますと、こちらっ↓。
シアサッカーのパンツではないんですね~。クラシックなデニムにインのパターン。
やっぱりキレイ目なイメージが強いのでこうやってカジュアルにも着れるのは嬉しい限りです。
袖口を一回折ってパンツにインした上半身と袖丈のバランスを整えています。
少しだけ50年代のアメリカンワークなイメージ。こんな感じのアメカジミックスも面白いと思いますよ。
実は私、ずっと取り扱っておりますが最近までギローバーのこのタイプは苦手でした・・・。
私より若い方でも似合う方も多いですし年齢関係なくカッコよく着られている方も多いんですけどね~。
ここ数年で着たいなぁと思うようになりまして。理由は分かりません。気分でしょうか・・・年齢でしょうか・・・。
何にせよ新たな発見があるのは嬉しい限り。まだまだ新しい発見のある「ファッション(洋服)」は楽しいです。
それでは本日はこの辺で。
本日も店頭にて皆様のご来店を心よりお待ちしております。
鈴木