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予約受付スタート!【D.C.WHITE ディーシーホワイト】軽くて丸くて柔らかい!固定概念を覆すツイードジャケット

2023.9.16

 

こんにちは。鈴木です。

 

本日ご紹介するのは「D.C.WHITE ディーシーホワイト」がシーズンに1品番だけリリースする「アルティメット(究極の)コレクション」の逸品。

 

2022年春夏からスタートした「究極」と言えるほどに突き詰めた「ディーシーホワイト」の特別なコレクション。

 

第四弾の今回は「Hacking Jacket  – ハッキングジャケット」。

 

ハッキングジャケットとは英国の乗馬の歴史とともに進化したスポーツのディテールを含んだツイードジャケットの事。

 

 

 

 

これがまた凄いんですよっ。

 

ツイードジャケットに対して、重い、四角い、硬いという三重苦のイメージをお持ちの方には目から鱗ですよ。

 

ツイードジャケットへのマイナスな固定概念が覆される事間違いなし!

 

本日、少し長くなるかもしれませんが是非最後までお付き合いください。

 

 

 

まずはブランドのルックブックから。

ディレクターの石原氏曰く、このハンギングした写真がこのジャケットの伝えたい事や魅力をしっかりと表現できているとの事。何故なのか?詳細は後程ご説明いたします。このジャケットの詳細な拘りを聞いてからこの写真を見ると凄く腑に落ちます。

グレーのヘリンボーン(ルックブックには未掲載)、ブラウンのヘリンボーン、ガンクラブチェック、ウィンドウペーンの4色展開。

 

 

 

こちらです。

HACKING JACKET HERRINGBONE – GREY 74,800円(税込)

 

 

HACKING JACKET HERRINGBONE – BROWN 74,800円(税込)

 

 

HACKING JACKET WINDOWPANE – WINDOWPANE 74,800円(税込)

 

 

HACKING JACKET GUN CLUB CHECK – GUN CLUB CHECK 74,800円(税込)

 

 

172センチ60キロで全て「44」を着用

 

マジで2色買いしてもイイと思わせてくれる仕上がりです、ホントに。

 

 

 

 

 

早速ですが何がそんなにいいのかと言いますと、

 

1.「襟ののぼり」

上衿が首に吸い付くように綺麗にフィットしている状態が「襟がのぼっている」という表現をして「いいジャケット」の指標の一つとされています。型紙、縫製技術だけでなくアイロンワークなどの職人の技量が試される重要なポイント。あと、見落とされがちなんですが上衿の絶妙なカーブ具合が美しいんです。このカーブの具合は冒頭のルックブックのハンギング写真で見て取る事ができます。

 

 

2.「自然な丸みの肩回り」

昔のジャケットやガチガチの英国調スーツにありがちな構築的なしっかりした肩回り、鎧のような見え方のジャケットではありません。ツイードジャケットを着て違和感を感じる一番の要因はここではないかと考えます。こちらのジャケットはナチュラルな丸みで袖にかけてキレイに流れるようなシルエットがポイント。「肩パット(型くずれなどを防ぐ資材)」や「タレ綿(袖山にボリュームやソフト感を出す為の資材)」など肩回りの副資材も入れつつこのナチュラルな肩回りには驚愕です。

 

 

3.「フル毛芯」

接着芯ではなく毛芯という馬の尾や動物の毛で作られた芯を使っています。接着芯よりも高価である事は当たり前ですが、高い縫製技術と手間がかかります。その反面、綺麗なシルエットを生み出すのと、長持ちするというメリットがあります。このハッキングジャケットのラペルのキレイなロールはまさにそれを象徴するディテール。ラペルの外側が跳ね上がったりせずに身頃にキレイに収まっているのもポイント。厳選した副資材、高度なパターンメイキングと縫製の賜物。

 

 

4.「ボタン位置、間隔」

一般的な3つボタン段返りのジャケットよりもボタン同士の感覚を少し狭くして、ボタンの位置も全体的に少し上になっています。それによりウェスト位置が高く見えてスタイルが良く見える効果が。実際にはウェストの絞りはほとんど入っていないのですが寸胴に見えないシルエット。ほんの少しの変化なんですが見た目や着心地に与える影響はかなり大きいです。加えて一番下の第三ボタンから裾のカーブまでの直線的なカッティングがクラシックな雰囲気でカッコイイ。ここが外側に逃げるようにカーブしていると軽い印象になってしまいます。

 

 

5.「英国アブラハム・ムーン社のツイード」

ハリスツイードよりもライトウェイトで色使いがモダンな英国「アブラハム・ムーン社」のツイードを使っています。軽さや柔らかさ、色合いが素晴らしく現代に着るツイードジャケットとしては一番適しているのではないかと思える位です。

 

 

 

 

細かく言えばまだあるんですが主に上記のポイントからタイトルにも書いた「軽くて、丸くて、柔らかいツイードジャケット」に仕上がっている訳です。

 

ツイードのジャケットを見つけて試着してみたら全然しっくりこない、角張った鎧のようなシルエットだったという経験はありませんか?

 

重いし、四角いし、硬いし、三重苦で全然カッコよくないじゃんって・・・。

 

昔は何年もかけて自分の体に馴染ませるのがいいんだよって言ってたりもしましたが・・・。

 

そういう楽しみ方をするツイードジャケットとは真逆のご提案。誰もが着てすぐに快適でカッコイイ。

 

従来の「負」の固定概念が覆る1着。

 

 

 

 

 

色々と書かせていただきましたが一番は着てしっくりくるかどうか。

 

そして着回しが利くかどうか。

 

ベタなスタイリングからちょっと遊んだスタイルまでいくつかご紹介。

 

【グレーヘリンボーン】

 

【ブラウンヘリンボーン】

 

 

【ウィンドウペーン】

 

 

 

【ガンクラブチェック】

ボタンダウンシャツ、ミリタリーシャツ、ラグビーシャツ、クルーネックニット、タートルネックニット、ハーフジップスウェット、フリースなどなど。ウチにあるモノは何でも着れるといっても過言ではなく。

 

 

 

大西は「48」

176cm 74kg 48着用

 

川端は「46」

170cm 68kg 46着用

体型問わず抜群のフィット感。試着レベルなのに体にしっくりくる馴染み方。

 

これ、ホントにツイードジャケット?って印象。

 

 

 

 

 

ツイードジャケットに対して、重い、四角い、硬いという印象をお持ちの方には是非一度着て頂きたい。

 

ツイードジャケットを試着して「何かしっくりこない」って印象だった方にも。

 

そのマイナスの印象や解決できなかった疑問はこの「ハッキングジャケット」を着る事によって完全に解消できます!

 

と言い切れる位、自分自身が今までのツイードジャケットに対して持っていた不満が全て解消されたような晴れやかな気持ち。

 

是非皆様にも体感して頂きたい。絶対に驚きますよ。そして長年の悩みもすっきり解決!

 

 

 

 

 

 

 

 

私、最初にこのジャケットを試着した時に思ったんですっ!

 

「アンコンジャケット?」

 

このジャケットには「肩パット」や「タレ綿」などの肩回りの副資材は入っていないんだろうって。

 

じゃなきゃツイードジャケットでこの肩回りの自然な丸みはないだろうと。

 

そんな単純な考え方をしていました。

 

 

 

実は「肩パット」も「タレ綿」も入っているしっかりとした作りのジャケット。

 

それでこの仰々しくない自然な肩回りになるんだって素直に感動しました。

 

「肩パット」や「タレ綿」を入れる事で肩がごつくなって自然に見えないと思い込んでいたからです。

 

 

 

この「肩パット」や「タレ綿」という副資材、入れる事によるメリットは

 

・どんな体型の方でもナチュラルショルダーを形成できる。いかり肩の方、なで肩の方でもパットとタレ綿によって形を作っている為、どなたが着ても完成された自然な肩回りを演出できる。

 

・使い込んでも型崩れしにくい。

 

・テーラードジャケット本来の立体的な形を作れる。

 

 

 

勿論、デメリットも。

 

・重たくなる。今回のハッキングジャケットは裏地部分を極力省き、生地も軽めのシェットランドツイードを使う事によりバランスを取っています。

 

・自宅での洗濯には向かない。パットやタレ綿が入る事によって家庭での洗濯が難しくなる分、少し手間がかかる?という認識。

 

 

 

肩回りを自然に丸くする為には単純に肩パット、タレ綿などの副資材を入れなきゃいいじゃんっていう簡単な理屈でもないんですね。

 

完成度の高い型紙と技術力の高い職人さんであれば「肩パット」、「タレ綿」なしでもテーラードジャケットと呼べるモノになり得るようですが、それらが兼ね備わっていない場合それらの副資材を使わないと「テーラードジャケット」とは呼べないペラペラな仕上がりになってしまうとの事。市場にはそんなジャケットが沢山あるそうです。

 

上記のメリット、デメリットを考慮しつつも今回のような自然な仕上がりであれば、肩パット、タレ綿は入っていた方がいいですよね。

 

デメリットの重さは仕様で解消できてますし、管理の手間(オフシーズンにクリーニングに出せばいいですし)なんてたいした事ないですからね。

 

奥深し、テーラードジャケット。

 

 

 

 

 

 

そしてもう一つのポイントは首に吸い付くような襟ののぼり。

 

首に吸い付くようにキレイにフィットする襟の様(さま)を「襟がのぼっている」という表現をします。

 

これはジャケットを試着した時に首と襟部分に注視すると「なるほどっ」て思います。

 

自分が着た時よりも他人が着た姿を後ろから見ると如実に分かります。

 

ここがフィットしていない状態を「襟が抜ける」といった表現をします。

 

いいジャケットは着た状態で腕を上げても襟が抜けないなんて言われたりもします。

 

これ、ジャケットを着る上で凄く大事なポイント。

 

言うのは簡単ですが実際には職人の技術力や経験がモノを言う重要箇所。

 

 

 

 

この「襟ののぼり」と「肩回り」を実現できるテーラードの工場、職人さんというのが限られているようです。

 

ジャケットの縫製は「丸縫い(革靴でいうベンチメイド的な)」という1人の職人が全て縫い上げるやり方と襟だけを縫う職人、袖付けだけをする職人と各箇所毎に分業になっているやり方があります。

 

こちらのジャケットは分業での縫製手法を採用。各箇所のスペシャリストによる高い技術力がないと実現できないレベル。

 

丸縫いがいいか分業での縫製がいいかは色々な意見があるとは思いますが、こちらのジャケットに関しては縫製箇所毎のスペシャリストの技術力の結晶により作り上げられています。

 

興味深いと思ったのが同じ型紙を使っても縫製する職人によって全然違った仕上がりになるという点。

 

これはテーラードジャケットだけでなくワークウェアなどの工場にも言える話なんですが、ジャケットはその違いがエグイようです。

 

それぐらいジャケットの仕上がりは職人の技量によって左右されるという事実。面白いですよね~。

 

 

 

 

 

 

 

冒頭でお伝えしたルックブックのハンギングした写真がこのジャケットを象徴する写真だという話。

 

ここまで読んで頂けた方は改めて見て頂くと違ったポイントが見えてくるかもしれません。

 

こちら。

上衿のカーブ、フワッとした柔らかいラペルのロール、自然な丸みのナチュラルショルダー、腕の前振りによって表現される「曲線」。

 

それに対してラペルから裾のカーブまでのラインが表現する「直線」。

 

この「曲線」と「直線」の組み合わせがこのジャケットの象徴的なポイントだと、石原氏。

 

それを聞いてこのハンギングの写真を見ると妙に納得してしまうんですよね~。作り手って凄い。

 

そしてプロのカメラマンさんって凄い。

 

やっぱり先日のイベントで「作り手」から直接話を聞ける機会は相当貴重でした。

 

そしてそれをきちんと皆様に伝えるべく我々の仕事があるのだと再認識。

 

 

 

 

 

 

本日ご紹介したディーシーホワイトのアルティメットコレクション第四弾「ハッキングジャケット」は4色展開。

 

ヘリンボーンのグレー、ブラウン、ガンクラブチェックとウィンドウペーン。

 

本日から予約受付スタート。

 

店頭には全色、フルサイズでサンプルのご用意がございます。

 

 

 

 

お渡しは10月2日以降を予定しております。

 

オンラインでご予約頂いた方は10月2日以降に順次発送させて頂きます。

 

オンラインのご予約は下記からご確認下さい。

 

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商品に関する問い合わせは下記からどうぞ。

 

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長文にお付き合い頂きありがとうございました。このブログを書いていて一点だけ凄く残念な点が。着用した写真、商品を試着しているので後ろ身頃のセンターベントのしつけ糸が付いたまま。後ろ姿の写真がホントに残念。しつけ糸がなければ自然なベントの開きと立体的なドレープがお見せできたんですけどね。自分用のガンクラブチェックをゲットしたら都度インスタなどに投稿しますのでそちらも是非ご確認下さい。

鈴木

 

 

 

 

 

 

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